以下の読者さん。コメントを下さりありがとうございました。当該記事にて返信をしていますので、ご覧ください。
11/23記事 honey718さん
11/27記事 とらさん
11/27記事 きんぎょぎょさん
以下の読者さん。トラックバックありがとうございました。
11/16記事 TATSUYAさん
推理小説というものは、
物語の中で謎を解く主人公を自分に置き換えて、
犯人探しやアリバイくずしを推理さながら楽しむ場合と、
物語の主人公とは一線を置き、客観的に
ストーリーを追いながら展開を推理することを楽しむ場合と
2つのパターンに分けられると僕は思っています。
前者は比較的映像化されやすい類で、謎解きは主人公の仕事と決まっており、
もしも創る側なら主人公=著名役者、死人役=誰々、犯人役=誰々と
お決まりのパターンとなりやすい傾向があります。
一方の受ける側もある程度展開を読みやすく、
映像または活字に容易に向き合うことができます。
問題は後者の場合です。作家の特徴をあらかじめ理解せずに読んでしまうと、
あとあとになって痛い目を見ることになることは必至です。
また、これらの作品を映像化するには創る側も大変な苦慮を強いられると同時に
見る側にも積極的な姿勢が要求されます。
さて、いったい何が言いたいのかと申しますと、
またまた、騙されたのです。あの作家に。
そこで今日はあの作家にお手紙的な方法で
当ブログより発信いたします。
拝啓 あの作家様
あなたは、私を1度ばかりでなく2度までも騙してくれましたね。
一度目は7年間という時空間を利用された。
そして私はそれにまんまとやられた。
だから、今回は決してストーリーにのめり込まず、高処の見物をする
との信念であなたの文章に立ち向かいました。客観的な読書をしたのです。
本書内での小説「白骨鬼」。白浜(和歌山県)で起きた首吊り自殺の謎を
江戸川乱歩氏と萩原朔太郎氏が解決するあの「白骨鬼」の登場人物に
双子が出てきた時から私はあなたのトリックを見破ったと思い込んだのです
よ。自殺した双子の兄に対し、これは替え玉殺人だっ!!てね。
案の定予想は的中しましたよ。なのに「白骨鬼」は本書「死体を買う男」
の長篇の3分の2を読み終えたところで終了。そこでまたしてもあなたの術中に
はまったことを知ったわけです。なんて情けないことだとね。
だいたい、冒頭でこの小説は
2部構成の作中作形式
・「白骨鬼」
・「白骨鬼」入手までを小説風に書いたものからなっています。
って記すあたり、疑ってかかっていたんです。それなのに、いつのまにか
「白骨鬼」を解決したことに酔ってしまった私がバカでしたよ。
まさか、その後あれほどのどんでん返しが待ち構えていようとは
思ってもみなかった....。
これで2戦2敗です。あなたは鼻でせせら笑っているかもしれませんが、
私は負けません。次こそはあなたをギャフンといわせてみせますよ。
勝つまで買い続け、読み続けますよ。
そういえば、あなたとか、あの作家とか
ちょっとモザイクっぽくなってしまいましたね。
私はあなたの文章のカラクリを必ず解読して見せます。
星取表
「ジェシカが駆け抜けた七年間について」 決まり手 うっちゃり ●
「死体を買う男」 決まり手 はたきこみ ●
歌野晶午さん 「死体を買う男」 へ、愛(?)を込めて。