ファイザーワクチン打ちました。
ほこり、花粉、猫アレルギーあり
ちょっと反応しやすそうな体質です。
猫、好きなんですけどね・・・
1回目は、接種の2時間後に
腕から肩に激痛😱
その後、腰が痛い、眠気、
ふくらはぎに蕁麻疹
両太もも広範囲にぶつぶつ(微妙に痒い)
など、さまざまな症状が。
ロキソニンという痛み止めを何度も飲みました。
(飲むと楽になります)
症状が全て消えるまでは5日かかりました。。
ロキソニンは2回目も大活躍。
反応は個人差ありますし、軽い人も沢山いますが、抗体を作るためとはいえ、大変ですね😱
3回目接種は想像したくありませんが、
ワクチン効果は永久に続くものでは無いため
いずれ受ける時が来るのでしょう💧
しんどい時は仕事にならず、
読書が捗りました。
・『差別されてる自覚はあるか 横田弘と青い芝の会「行動綱領」』
・『ろう女性学入門 誰一人取り残さないジェンダーインクルーシブな社会を目指して』
どちらも、とても面白かったです。
特にこちらの本。
1970年代~80年代に、
青い芝の会の中心人物として活躍された
横田弘氏をテーマにした本です。
青い芝の会は、車椅子の乗車拒否をしたバス会社に座り込みで抗議、バスの運行を止めるなどの活発な運動で知られた団体。
いきなり話がそれますが・・・
劇場のアクセシビリティについての本を読むと、劇場に来場したことがある障害者の、50%は車椅子ユーザーの方だそう。
多っ!!
そもそも障害のある人の内、車椅子ユーザーの割合が多いということもあるのでしょうし、車椅子スペースやスロープなどバリアの少ない劇場が増えたのも、その理由だと思われます。
ただ、そういったことも、最初はバリアしかない状況の中で、障害当事者やその支援者が運動をして、
その結果、車椅子のアクセシビリティが広がっていったのかもしれません。
青い芝の会は、それぐらい凄い活動をされていました。
ちなみに、聞こえない人が劇場に来場するパーセンテージは、、、なんと、、数%です。ヒトケタwww
本には、障害の種類(視覚、聴覚、肢体など)ごとに、どれぐらい劇場に来場しているかという割合が書かれていたのですが、視覚障害より更に少ないのです😅
字幕や手話付きなど鑑賞サポートのある舞台が少しは増えてきたとはいえ、まだまだ多くの舞台には字幕も手話もないのだから、当たり前ですね。
わたしも、贔屓や推しを観るために劇場に足を運んでいますが、本当は鑑賞サポートがなければなかなか行きにくいし、諦めた作品もたくさんあります。
★障害のある人の来場割合についてはこちらの本に載っていました★
話を本の感想に戻します。
一番響いたのは、横田さんを運動に駆り立てた理由でした。
昔は、国の福祉サポートが十分ではなく
(もちろん今も手厚いとは言えないと思うが)
家族の介助負担が非常に大きかったことや、
障害を持つ子供がいると、親も隣近所から差別を受け孤立するという悲しい状況がありました。
孤立するというのは、少し分かる気がします。
私自身も、親から、障害があることは絶対に隠せと言われて育った。周りに知られればどうなるか恐れていたのだろう。
(今は隠すことが良いこととは、決して思わない)
1970年代に介護で疲れた親が、障害のある子を殺すという事件が起き、
地域の住民が、殺人を犯した親の罪を減じて欲しいと署名運動をおこす。
しかし横田さんは、
親を殺人へと駆り立てたものは何なんだ、
福祉サポートが十分ではない行政と、
親を差別し、孤立させ、追い詰めた、地域の人々ではないか。
署名運動などやっているが、お前たちは偽善者だと鋭く指摘する。
横田さんは、福祉は思いやりだ、という言葉が嫌いだったという。
それは、社会状況が厳しくなり、思いやれない状況になれば、障害のある者は真っ先に切り捨てられるからだという。
これは、頭をガツンと殴られたような衝撃があった。
聞こえない人への鑑賞サポートも、
劇場の"思いやり”によって対応して頂けるもの、
温情、慈悲、あたたかいお計らい・・・そう思っていつも頭を下げていた。
だが、思いやりによって成り立つ対応は、何かあれば切り捨てられる。
実際に、コロナ禍によって、既にいくつかの劇場で、鑑賞サポートは切り捨てられた。(変わらずに継続しているところ、新たにサポートが始まったところもある)
鑑賞サポートは当たり前のこと、にしていかないといけないのだ。
何十年も前に、本質を見抜いていた視点の鋭さに舌を巻く。
「差別されてる自覚はあるか」
という言葉も、とても鋭い言葉だ。
彼は活動家だが詩人でもあり、
本当に綺麗な詩を書く。
深い絶望を経験した彼が紡ぐ言葉たちには、圧倒させられる。