たからっ工房です。

カラーイメージという言葉があります。

 

例えば、赤色なら。

強い生命力やエネルギー、情熱などと結びつき、戦いで優位な色とされています。

 

神社の鳥居、還暦の赤いちゃんちゃんこ、だるま、赤べこ、紅白幕など。

言葉としても、赤っ恥、赤の他人、真っ赤になって怒るなどもあります。

 

イギリスのダラム大学の研究では、赤と青のユニホームによる勝率を分析したところ、ほぼ同等の実力を持つ選手同士でも、赤の勝率が62%と言われています。

 

オレンジ色ならポジティブで穏やかな温もりを感じさせるため、親しみやすさを伝える色といわれてます。黄色は喜びや希望、幸福といったイメージと結びつき、元気で開放的な印象を与えると言われています。

 

どちらもビタミンカラーなので納得ですよね。

 

緑は自然の色であり眼に対する刺激が少ない為、癒しやリラックス効果があると言われています。

青は爽やかさや落ち着きと結びつき、また明るさによってイメージは異なると言われています。赤に唯一対抗できる色ともいわれています。

紫はまったく異なるイメージを持つ二面性があるためミステリアスな印象を与えますし、ピンクは穏やかでポジティブな気持ちにさせ、またダイエットにも効果がある色と言われています。

 

茶色は大地や木々の色であることから安心感、落ち着き、堅実さなどを感じさせる色で、白色は光の色、汚れや穢れのない神聖な色で、気分をリセットする効果があり、

黒は恐怖や不吉などの否定的なイメージだけでなく強さや高級感などとも結びつきます。

 

ちなみに、色彩学の研究者で佐藤邦夫氏の「風土色と嗜好色」、

「日本列島・好まれる色嫌われる色」という本があります。

 

その中で、

太陽光が青みを帯びる北海道や東北では、青や青緑、緑が好まれる傾向があるそうです。具体的には、暗い色調の青や青紫。藍色や紺色。

無彩色では、チャコールグレーやダークブラウン。赤ならローズレッドが好まれるそう。

ちなみに、山形県では、新庄東山焼と呼ばれる澄んだ青色が好まれるようです。

 

 

そして、関東。

関東では、落ち着いた緑や青。

中部では、黄色や金色への嗜好が見られるそうです。

 

関西から四国では、一般的に赤やオレンジ、黄色を中心とした暖色系が好まれ、

例えば、山口県の萩焼の色では、柔らかで素朴な色味が特徴的だと言われています。

 

 

 

太陽の日差しが強い九州や沖縄では、赤への嗜好が強く、また鮮やかな色が好まれると言われてます。

 

例えば、沖縄のびんがた。

 

 

鹿児島県の薩摩切子。

 

 

佐賀県の伊万里焼。

 

 

 

私は、オレンジやムラサキ色が好きなので、

赤絵と言われる「柿右衛門様式」が好きです。

 

 

 

昔々の冠位十二階の色は、紫、青、赤、黄、白、灰、黒。

 

さて、色の美学として、

どのようにカラーブランディングを取り入れていこうかと悩みますよね。

そう、悩むんです。一番。

 

インクの色が黒とか赤なので、それ以外の色を選ぶときもありますしね。

けど、文字の色が黒色なのは、日本くらいな気もします。

青色のペンのインクの国が多いような気がします。アメリカもフィリピンもそうでしょうし。

 

紙ベースなら、深みもありつつ、濃い紺色と、透き通る黄色の色が個人的に選びやすい気がしてますし、

 

いまは、少しロゴのカラーを考えているので、

赤。それも、ローズレッドと言われる、