たからっ工房です。

ガーデニングに最適の6月!

ハーブの挿し木が終わってひと段落です!


 今回はバラ編です!


まずは、挿し木の基本からみていきましょう!

 

 大原則①

穂木の採取にあたっては、通常に生長した先端の枝を穂木として用いるより、親木の幹から発生した枝や剪定後に発生した枝を穂木とした方が発根率が高い。

挿し穂にする枝は下記の条件を満たしたもの

  • その年に伸びた新梢
  • 5枚葉が2つ以上ついている
  • 太さ直径5mm以上(鉛筆ほど)


大原則②

時期は、梅雨時期か休眠期の冬。

根が出るまでに1ヶ月以上かかる。


大原則③

管理方法の八つの基本を遵守する。

①直射日光には当てない。

【日向と日陰の水分蒸散量は大きく異なり、日向の蒸散量は日陰の4~20倍となる。】
②高温条件で放置しない。 

【穂木の呼吸を促進し、穂木に含まれるエネルギーの損失を招き、発根が阻害される。】
③水に浸漬しない。 

【挿し穂の水への浸漬は、疫病やピシウム病などの病害の蔓延を助長し、カルス形成を阻害するため行わない。】
④風を当てない。

 【過度の風は過剰な蒸散を盛んにするため、風を当てない。】
⑤湿度を保つ。

 【蒸散を抑制するため、湿度を高くする。しかしビニルなどで密閉してはいけない。】
⑥穂木を採取したらすぐに挿す。
⑦低温に保つ。

 【ある程度穂木を保存する場合には、葉での呼吸を抑え、湿度を高めるために、低温を保ち、できれば湿らせた紙シートと穂木を交互に層状に重ねる。】
⑧ビニル袋などで密閉して保存しない


 

 


続いて、バラの交配・育種についてです!

触るとまだ硬い感じのする、花弁が開きかける直前くらいの蕾を使う


 がく(ヒップ)部分をしっかりと持って、花弁を少し強めに左右にねじる様にすると、花弁が綺麗に一度でほとんど取れる。

 

 ピンセットで、雄しべをすべて取り除く。 雄しべは冷蔵庫などで、乾燥させる。1,2日すると花粉が出てくる。

 一般的に花粉は冷蔵庫で保存すると1ヶ月くらいは持つようですが、早めに使う様にしましょう。

 キャップをして2、3日後が、花粉をつける適期。雌しべが湿ったようになったらOKです。雄しべは採って3、4日後から花粉が出始めます。筆を使って受粉させてもいいです。

 がくの下の部分が膨らみ始めています。
枝の途中から、新しい芽が出てきたら刈取って、養分が実に集中するようにしましょう。