たからっ工房です。

抽象的な概念のお話として、

基盤となるビジネスがある場合を想定しています。

 

そして、次に私がもし自治体の人事部長だったなら、

という場面を想定しています。

 

いま、どこかへ旅に出ようという時に、

多くの人は、ナビゲーションシステム(電子の地図)を使うでしょう。

 

けど、一昔前は、紙の「地図」を見ながら、

止まって右左を確認しながら彷徨いながら、目的に到着していると思います。

 

そのもっと前は、知らない場所に「旅」をしようなどと

思えなかったのではないかと思います。

 

それを、「点と線と面」という言葉で置き換えると。

 

目的地というスポット(点)と現在地というスポット(点)をつなぎ、

直線ではありますが、出来上がる「線」。

実際の道路は、真っすぐ進めば、「山」とか「川」がありますので、

迂回していくと、「面」が出来上がります。

 

これをシステム化(開発)して、瞬時にデータ化(カスタマイズ)して、

表現(プロダクト)してくださるものが「DX」だとします。

 

それから、レイヤーという言葉。

DTPデザインをしている人には、ごく当たり前の言葉ですが、

一般的に知られていないコトバだと思います。

 

合成するときに、一つは面を書いて(一番外側)、

一つは線(中間)、一つは点(一番上)を書くもののイメージです。

 

今は、個人事業主ですが、昔は、株式会社の経営をしてました。

その株式会社の動きが輻輳していくので、

基盤も抑えながら、人事もつかさどりながら、

「これって本当にやりたいこと」って思うのですが、

複雑すぎる思考をしていて、単純化する思考ができていなかったように思います。

 

白地図に、自社のビジネスを書きます。それが山脈です。

その次に、自社のヒト・モノ・カネを書きます。それが「森」や「川」です。

その次に、自社のパートナー企業を書きます。それが「道路」です。

最後に、点在する顧客・ターゲットを書きます。それが「目的地」です。

 

 

それをIT的に理解していくと。

アーキテクチャの目的は、データを転換して価値、ソリューションにする。

コンポーネントの役割は、データを変換して、得たいデータの状態にする。

得たいデータのレイヤーを並べ替えて、

インターフェースデザインを構築していく。

 

 

それを自治体行政にあてはめていくと、

行政の最終的な目的は、私なら地域経営ができること。

行政の最終的な役割は、民間ができないことの全てを実行すること。

逆に言えば、民間ができないことは利益に繋がらないことを税金で補完すること。

行政のレイヤーは、各部各課で行う事業。

インターフェースデザインとは、目的をもった計画。

 

 

人事部長という職種は、来た人で今いる人で組織をどうにかしていこうと考える人だということで、「いま」いない人材を考えて事業を起こしてもダメなんだということ。

 

事を為すためには、まずは、本当にやりたいことがあることって重要だと思います。

 

上杉鷹山さんの

為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

 

そして、次に、

渋沢栄一さんの

「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、

九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ。」

 

この二つの言葉は、以前の上司(社長)から教わったコトバです。

 

その他にも、たくさんの名言を残している渋沢栄一さん。

 

 

いま、個人事業主として行っている事業を考えながら、

あぁ、この言葉はこういう意味なんだと。切に実感する言葉ばかりです。

 

 

そもそも、やりたいことがないって人と関わらないことって重要かもしれません。

個人事業主にもやりたいことをしている人と、割り切っている人もいるかもしれません。

 

関わらない。

そういう生き方だけをしていては、

事は為せないかもしれませんけど。

 

白地図からビジネスを構築していくこと。

それを(デジタル)技術を用いて表現していくこと。

その表現をするにあたって、必要な材料を考えること。

 

複雑化してしまうのが、大人の考え方なのかもしれませんね。