2園目の説明会。
前回、気合入れて行ったけど、
なーんだ、もっと肩の力抜いてよかったんだ〜
と学習した私。
比較的、ラフな格好で参加しました。
しかし…
居るわ居るわ
紺色のスーツやワンピースを纏った、
上品なお母様方が!!
しかも、金のゆとりは心のゆとり!
(下品ですみません)
と言わんばかりに、絶妙な口角の上げ方で
微笑む術を自然体で身につけていらっしゃる。
そんなお二人の方の間に、私は挟まれて座ることになりました。
まるで自分が、厳選素材と伝統製法で、しっとり上質に焼き上げられた高級食パンの間に挟まった、
安い業務用のベーコンになった気がしました。
なんなの?一体ここは、小学校受験会場なの?
この園は、某有名私立の附属園で、
大半が小学校受験を目指すことは聞いていましたが、説明会までこんな雰囲気とは…
また私、浮いとるやないかい
そして、驚いたことがもうひとつ。
私が勝手に目をつけていた、この街いちばんの美人マミーが会場に現れたのです!!
私、息子を保育園に送り届けた後、
たまに駅前のカフェに立ち寄るのですが、
そこで必ずと言ってもいいほど見かける親子がいるんです。
まるでお洒落雑誌から飛び出してきたような、見目麗しいご夫婦と、天使のように可愛い娘さん。
娘は母親のことを「マミー」と呼んでいます。
なんなの?あなたは。榮倉奈々なの?
(似てるんです)
女優なの?モデルなの?
っていうくらいに綺麗だから、
居るだけで目立つんです。
もちろん、向こうは私のことなんて知りませんよ。
その他不特定のオバサンですからね
そんな彼女が、これまた微笑みながら
説明会場に颯爽と現れて、
斜め前の席に座ったもんだから、
推しに遭遇したファンのように、
なんだか緊張してしまいました。
余計な話ばかりになってしまいましたが、
肝心な園の教育内容。これはとても良かったです。
自然と調和し、自主性を育むような環境。
何より、先生方の態度や、言葉選びが、とても丁寧で好感が持てました。
気になったのが、自分とは属性の異なる人たちのなかに放り込まれた時に感じる、居心地の悪さです。
でも、この日は油断して行った
自分の服装のせいかもしれない。
スーツで武装していけば、
そうは思わなかったのかもしれない。
ダマになって、水に溶けない粉末が、かき混ぜるうちに徐々に溶けていくように、この水に馴染む日がくるのかもしれない。
ひとり、焼肉キングで肉を焼き、メロンソーダの弾ける泡を見つめながら、そう思いました。