人は辛い時、苦しい時、想像を絶するほどの悲しみに遭遇した時に何かに執着してしまいます。

執着することで少しでも不安から逃れられると深い心理で思い、そのような行動にでてしまうのでしょう。

執着を捨てることは難しいことです。

人は寂しがりやで、一人で生きていくことができない生き物だからです。

人に支えられ感謝や愛を知っていく。

それは甘えているということでもありません。

甘えていると感じた時は、いつの日か自分が地に足をつけ、人に何かを求めてばかりいるのではなく、恩返しできるように…そして大切に思う人たち、力をかしてくれた人たちに愛を与える人間になればいいだけなのです。

執着を捨てるということを勘違いして冷たい人間だと捉えてしまう人もいるでしょう。

執着することは自分を哀れみ、そこから離れられない行動に近いものなのかもしれません。

たとえ執着を捨てても心の中に刻まれた思いまで捨て去ることはできません。

無理に忘れようとしたところで、魂にまで嘘をつくことができないと理解していれば執着心はスーッと薄れていくでしょう。

キラキラかけがえのない宝に気づいた人は自分の心に自信があるため、執着心から開放され、大事な宝を1度手放したとしても、宝が戻ってきた時に受け入れ、以前よりも大切にできるでしょう。

そうゆう人は広い心の持ち主、偉大な人です。

人は今まで相手にそこまで大切にできたと誇れるほど自信がなく、どこかで宝物が戻ってこないことを肌で感じているからこそ、執着心に惑わされるのです。


たとえ大事にしていたものが壊れてしまっても、大切な人との別れがきても、あなたは生きていけます。


人を心から愛することは強さです。

どんなに辛くても、あなたの心の中で形には残らない愛し愛されたという証、真実だけが支えてくれるはずです。

あなたは愛を忘れることはないでしょう。


それはあなた自身も気づいているのではないでしょうか?