知らず知らずのうちに自分の居場所を求めていた。
今だから分かる・・・
もしも作家になっていなかったら、
考えるだけでも怖くなる。
きっと、どう生きていったらいいか分からなくなっていた。
世の中に絶望し、人のせいにしながら生きていたら
今の明るい私ではなかったかな。
私はそうなりたくなかった。
過去の悲しみや辛いことのせいにして、
自分は不幸だと思う生き方はまっぴらだ。
素晴らしい人生を送るために動き始めている。
もう、列車は走りだし目的地の駅を目指している。
その途中に親しい人が降りるけど、私は後ろを振り返らない。
自分の目指した駅まで前だけを見つめ進むしかない。
旅の途中、悲しんで泣くことも多々あるけど、
私の決めて乗り込んだ列車は感情に流されることはないのだから。
それが私が択んだ場所なんだね。