妹を亡くした友達がボソッと、そうつぶやいたのを聞いた。




大事な人を失うと、
残された人はなぜか「私は大丈夫」って思っちゃう。
でも、自分がツライと認められないと、
足が一歩も前に出て行かない。




大事な人を失って苦しくて、
生き返るなら彼の元に駆け寄りたくて、
そんな自分を認めたとき、
今生はもう逢えないから、
頑張って生きていこうと思える。
ツラかったけれど、それでも今の人生でよかったと感じられる。




私は本を書くことで、やっと過去を受け入れられた気がする。
やっとスタートラインにたどり着いた。