みなさん、こんばんは。
災害対策も引き続き行っておりますが、日常業務も待ってくれません。今日の朝は、海事立国推進議員連盟の総会が開かれ、2020年1月から導入される船舶燃料に関する国際的な環境規制について意見交換となりました。
いわゆる「SOx(ソックス)規制」と呼ばれ、船舶燃料に含まれるSOx(=硫黄酸化物)の上限が引き下げられる、というものです。
環境保全は重要ですが、影響を受ける産業に対して然るべき環境整備なども政治の役目です。なぜなら、今現在使っている燃料では使えなくなるためです。
コストの大部分を担うのが燃料・重油です。島国、海事立国日本の物流も海運に大きく支えられています。海運業界がひっ迫し、窮地においやられたら・・・それは日本の経済がピンチを迎えるということです。
今回の規制で大きくいうと
*硫黄分の低い重油に燃料への変更
*硫黄分を含まないLNG(液化天然ガス)を使う
*これまでの重油を使えるが船舶に排ガスの硫黄分を取り除くスクラバー導入
を選ばなくてはいけません。2020年1月から規制がスタートするということが決まっている中で、今現在この新しい硫黄の少ない重油の価格、性状(品質)などが見えてきていないのが課題です。大規模な投資、転換を求められている中で、選択肢の中から何が一番経営に適しているか、判断をする材料もない状況に業界の皆さんの憤りが募っています。
国土交通省、経済産業省、そして関係各位の連携をなお一層拍車をかけ、速やかな対応を講じてもらうべく議連としても対応してまいりたいと思います。
それでは、みなさん今日も20時30分まで節電しましょう!!!