こんにちは、たーぼーです。



ブログを見てくれて
ありがとうございます。

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図書館の子供の本コーナーで
ユヴァル・ノア・ハラリさんの
「人類の物語」を見つけた。

ネアンデルタール人はホモサピエンスより力が強くて
脳が大きい人類だったのに絶滅した。

何故、ネアンデルタール人は滅びたのに
ホモサピエンスは繁栄しているのか?


その理由が書いてあった。




ネアンデルタール人は、
わずかな人数の親しい人や親類などから
ものごとを教わったり助けてもらったりしていた。


しかし、
サピエンスは、よく知らない大勢の人を頼りにすることが出来た。

だから一人のサピエンスは、もともと何もできなかったとしても
一人のネアンデルタール人より、
時間が経つと

より上手に道具を考えだしたり
上手に狩りを出来た。


争いが起きると、
500人のサピエンスは50人のネアンデルタール人を簡単に負かす事ができた。




なぜそうなったのかというと、


チンパンジーはチンパンジーの言葉で仲間に情報を伝えているし、

ネアンデルタール人も言葉を使って仲間に情報を伝えていた。


サピエンスも言葉で仲間に情報を伝えていたのだが、
実際に見たり聞いたりした事を言葉であらわすだけでなく、


妖精や吸血鬼のような
実際には存在しないものごとについても語るようになった。


何故サピエンスだけに
そんな能力がそなわったのか?


サピエンスのDNAに入っている指示書が何かの間違いで
書き変わったという説がある。


もしかしたら、
それまでは完全に分かれていた脳の二つの部分が繋がり始めたのかも。


その時の間違いのせいで
サピエンスは様々な不思議な物語を語れるようになった可能性がある。


ネアンデルタール人のDNAの指示書では
そのような間違いは起きなかった可能性がある。


だからネアンデルタール人は
不思議な物語を作ったり信じたりはできなかったと考えられる。



・・という理由のようです。





ここで重要なことは、
不思議な物語を作ったり信じたりする能力が、
何の役に立つのか?で、



サピエンスの中の誰かが語った
神話や伝説を信じる人々が
多くなると、


同じ神話や伝説を信じる人々が
何百人、何千人と集まり、
団結したり協力するようになり、


するとその
何千人の大集団が食べ物が豊富な土地へと移住するようになり、


その土地にもともと住んでいたネアンデルタール人は
わずかな人数の集団でしかないから、


サピエンスの集団に追い出されてしまう。


こんな風にして
ネアンデルタール人は地球上から消えてしまったようです。


今の人類が地球上で大繁栄しているそもそもの理由は、


何かの間違いでDNAが変化して、
嘘の物語を考え出したり話したり、

それを積極的に信じる・・
という行動が可能になったからだそうです。



頭の中のイメージを
さも本当の事であるかのように語り、


聞いている人々も
喜んでそれを信じるようになったから、


ホモサピエンスは地球上で繁栄できた。


・・という事でした。



わたしたちは
ドラマが好きで、


ドラマチックな話を信じてしまう脳を持っているみたいです。



今日も、
最後まで読んでくれて
ありがとうございました。


では。