こんにちは、たーぼーです。


ブログを見てくれてありがとうございます。 


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前回の続きです。


ウ·ジョーティカの「ゆるす」という本からの引用です。




・・「許さないこと」で得ているもの・・



思考の中で誰かを罰することで、

私たちが得ていると感じるものはたくさんあります。



ある若い女性を知っているのですが、

彼女は自分の父親もとても無関心だったと言っていました。


 

彼女のお父さんはまだ生きています。


いまはかなりの年寄りで65歳くらいだそう。


彼は政府の役人で多くの国を旅して回らなければなりませんでした。


多くの時間を家で過ごすことがなかったのです。 


そして家族に愛を示そうとは決してしない人でした。


彼はそう言う人だったわけですが

今は息子や娘たちも30代後半になっている。


このお父さんは引退して今はずっと家にいる。



頻繁に旅をするのが常の人でしたが、

今は自分の屋敷の外には出ないわけです。


家の中で、ずっと時間をすごしている。


そこで彼は家族と仲良くしたいと思っているのですが

息子や娘や奥さんはどうしても彼に親しみを感じられない。







それで

この可哀想なお父さんが娘に話しかけたくてちょっとした質問をすると


(質問というのは、ただの口実です。この人もまた、とても口数の少ない人ですからね)


娘のほうは彼にこう言う。

「もう私に話しかけないで。遅すぎるのよ」


何を言っても遅すぎるのよ。

娘が父親を罰しているのです。 


こんなふうに互いを罰しながら生きている人たちを、

私はたくさん目にします。


そのように罰する事で彼らは何を得るのでしょうか?


許さないことによって

ありとあらゆる人生の問題について

手軽に使える口実が手に入るのです。



あなたは他者を非難する。

悪いのは彼らだ。そのせいで私に何が起こったか。


いかに私が不幸になったか。どれほど損なわれてしまったか。


すべて悪いのは彼だ。すべて悪いのは彼女だ。

すべて悪いのはお父さん、もしくはお母さん。


あるいはひょっとしたら兄弟や姉妹、先生や社長、

もしかしたら夫や妻すべて彼らの責任だ。


私たちはそのように他者を非難することで口実をさがすのです。


私の不幸は私のせいではない。

悪いのは彼らだ。彼に責任がある。彼女に責任があると。


状況が違っていて自分が傷つけられる事さえなかったなら

今よりずっといい人生であったはずだ。



あなたはそう考えているのですか?



ほとんどの人がそんなふうに考えています。


他人が悪いと考えて

他人を自分の不幸の責任者にしている。


私たちがそうしたわけではないのだからと。






 

誰かを許さないでいる事は、

傷つけられた時に人が感じる無力感を埋めあわせてくれるのです。


その意味で、許さないでいる事は、ある種の力です。


私には君を許さない力がある。

君は悪い奴だ、君は私を傷つけた、私は君を許さない。



そんなふうに思うとき、どういうわけか人は力を感じるのですね。



あの女性も、どういうわけか力を感じていた。



私は彼女と何度も話しました。


彼女は知的な人で、時には瞑想をすることで心がとても落着き、

安らかで幸福になって、とても明るく愛情に満ちた人になることもあった。



しかし数日もすると彼女は瞑想をやめてしまうのが常でした。 


「なぜ瞑想をやめてしまったの?」と尋ねると、彼女はこう言いました。



「瞑想を続けると父に怒り続けることができなくなるんです。」 


彼女はお父さんを罰したかった。 


同じだけの痛みを与えたかったのです。


彼女が言うには

怒っている時にはとてもパワフルに感じるのだそうです。


しかし、

自分自身に対して自分が何をしているのか見てみてください。



そのようにすることで、どれほど自身を傷つけているか。


スピリチュアルな成長の道を全く閉ざしているのですから。





・・長くなってしまったので引用はいったん止めます。



他人を攻撃すると

自分がパワフルになったような感覚が発生するのは事実ですね。



小さな子供たちを見ても

ヒーローが敵をたおす話が大好きな男児や、


悪い怪物と戦うために

普通の女の子が少女戦士に変身するストーリーが大好きな女児が

たくさんいます。



人間だけでなくあらゆる生物は

闘って敵を倒して何かを獲得して生き延びてきたせいで、



戦うことや攻撃することによって

心身ともにパワフルになるのだと思います。

 


人を叱責したり非難したりすると

脳から快楽物質がでるのだと思いますが、


60歳とか70歳になっても

他人を非難したり悪口を言ったりしていると子や孫から嫌われます。




 


・・スピリチュアルな成長の話しの続きはまた次回に。



今日も、最後まで読んでくれてありがとうございました。



ではでは。