こんにちは、たーぼーです。



ブログを見てくれて、ありがとうございます。


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前のブログでは
「サピエンス全史」の解説動画で知った事をもとに

何故、私たちは「嘘」を信じたいのかについて
アレコレ書きました。


(私が見た動画を配信して下さっていたのは
サラタメさんという方です。

申し遅れましたがサラタメさん、ありがとうございます。)



さて、「嘘」「ウワサ」「物語」などの
事実ではない事を私たちは簡単に信じてしまうのですが、


それは人間が生きるためには仕方がない仕組みですね。


何故なら、人間は生まれた時には100%他力に依存しています。


幼児は母親にしがみついて安心します。
母が良い人間か悪い人間か知らなくても、

母が嫌がることはしないように気を配ります。


誰かに守られて生きるしかない子供は、
守ってくれる人の言葉を信じ、守ってくれる人の気分を害さないようにしないと
安定した毎日がおくれません。


それでほとんどの人は、
小さい時に身近な大人から教えられた「物語」を 


「事実」であると錯覚して生きているから
さまざまな苦しみを
抱えてしまうんだと思います。



例えば親から
「まともな人間はよい仕事に着き、家庭を持ち、子供を育てるものだ。」
と何百回も言われて育った人が


ある時、自分は同性愛だと気がついたら、
その時から自分の事を得体の知れない異物みたいに感じたり


他人に言えない劣った存在のように感じたりして
悩んだり苦しんだりする事があるそうです。


本当は同性愛の人はいつの時代にも存在していたようだし、
同性愛者である事で誰かを傷つけるはずはないのですが、


長い間人間の社会では、
男性が所有している身分や地位や土地やお金を
 

その子供や孫が受け継いで守るのが正しいという「物語」が
広く信じられてきたため、


後をつぐ子や孫を作らない存在は、極度に異端視され
精神障害と決めつけられたり

家を追い出されたりしてきました。




そういう風に考えると、悩み苦しみの原因は、

自分自身と身近な人々が
かたく信じている「物語」だと言えるかもしれません。




多くの人がかたく信じている「物語」のひとつに


「自分は母親から生まれた」があります。  
これは、おそらく錯覚です。


今ここにいる自分は、
母体から出てきた時の乳児とは似ても似つかない


体のパーツの大きさから動き方から知的な能力、
ものの感じ方から、すべて違う存在です。


今ここにいる自分は、
母親から生まれた赤ちゃんに
外から何かをくっつけた存在ではなく、


食べたり飲んだりしたものを使って細胞が新しい細胞を作って
体の機能を維持したり

酸素を使って熱を発生させて全身の活動が止まらないようにしたり

感覚を使って外の世界を観察し、 
過去に学んだ知識を使って
外の世界の変化に対処できるように自分の行動を変えたりする


精密に設計された
機械のようなものですよね。


赤ちゃんとは完全に別の存在です。




過去に宇宙で起きたさまざまな変化が原因で地球に生物がうまれ

さらに、さまざまな変化が起きて人間がうまれ
さらにさまざまな変化が起きて
現代の人間がうまれ、


・・という風に変化の繰り返しが今ここにいる自分を生んでいます。



今の自分は
宇宙の因果法則の流れから
生まれていると考えた方が事実に近いと思います。


なので親がヒステリックだったとか、貧乏だったとか
依存症だったとか、過剰期待だった事実があったとしても、


それだけが原因で子供が不幸になるとは考えにくいのです。


「あの親に育てられたから
自分は何をやってもダメなんだ。」

という考えは勘違いです。



思い通りにならない事の原因が親や過去にあると考えると、
古い「物語」の外に出られません。


自分が信じている物語や考えかたをいったんリセットして


いっさい何も考えない時間を作る事が大事だと思います。


たった30分でも
いっさい何も考えないでいられると、

30分前の自分と今の自分は違う存在のように感じます。


自分と呼べるような安定して変わらないものが無いように感じるので


なんとなく心の余裕がうまれ、
他人にも優しく出来るような気がします。



今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。



ではでは。