こんにちは、たーぼーです。


このブログを見てくれてありがとうございます。

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子育てはだいたい思い通りにはなりません。
どんな親御さんでも子育てを大変だと感じてます。


中には思い通りにならないどころではなく、


子供の不登校や、うつ病や、
自律神経失調症や、拒食や、
昼夜逆転などが原因で

親御さんが心を病むこともあると聞きました。



子供の幸せを願って努力している親御さんほど、



子供が突然学校に行けなくなったり、
夜眠れなくて深夜に漫画やゲームに浸るようになったり


まともに食事もせず、
血まみれ死体のイラストを
描くようになったりしたら
ショックを受けるでしょう。


(余談ですが、血まみれ死体のマンガやイラストは
私も描いた事があります。

ゾンビーくんという漫画があるように、

死体の絵をマンガ的に描くと、
人間の肉体はただの「物」だと感じられ、

ただの「物」がしゃべったり歩いたりしているのが
可笑しくて、気持ちが軽くなります。)




「うちの子は、どこかオカシイのだろうか?
どうすれば良いのだろう?」


「子供が苦しんでるのに、
自分は何もできない。
なぜこんな事に?」


・・と、途方にくれて、
不安でたまらなくなったり

うつ病になってしまう親御さんの気持ちはとてもよく判ります。



私が過去に学童の保護者会やPTAで出会ったかたがたの中にも

今ベビーシッターで色々なお宅に伺って出会うかたがたの中にも、

心の病気で通院している親御さんはいらっしゃいます。




子育てが思うようにならなくて
パニックになったりうつ病になってしまう原因の中には、
 

「わたしの子供なんだから、
わたしがなんとかしてあげるべき。」
と言う思いがあります。



しかし、「わたしの子供」と
呼べるような存在はどこにも居ないのです。


母親が産んだ赤ちゃんは、
1ヶ月もたったら体の細胞が全部入れ変わって

母胎にいた胎児とは完全に違う生き物になります。

物理的に「わたしの子」ではなくなり、


子供の精神も、次々に変化して
1才なら1才に必要な精神、
2才なら2才に必要な精神が自然に現れてきます。

一瞬たりとも生まれたばかりの赤ちゃんと同じ存在はいません。


「わたしの子」とはただのイメージであって、
現実には存在出来ないのです。





「わたしの体」や「わたしの心」にしても
漠然としたイメージにラベルを貼り付けているだけで


どこにも存在しないまぼろしです。



体を構成する細かい器官ごとに
絶え間なく、
細胞が自分をコピーして新しい細胞を作っているから

目や耳や手や足や呼吸器や循環器などが
とどこおりなく動き、


ある程度古い細胞は自動的に廃棄処分されていて、
 


目や耳や皮膚などの
感覚器官を使って周囲の世界を認識すると


「イメージ」「感情」「考え」
などが生まれますが、



それらは、脳が外からの刺激に反応して
凄い速さで様々な情報伝達を
繰り返すから出てくるもの事であって


「わたしの意思」が作るものではないのです。


「わたしの意思」は存在していません・・・



「わたし」や「わたしの子供」は「まぼろし」で、


ただ命が変化し続けて
その時々の状態が表れているだけなんです。


次に何が起きるか誰にも判りません。





わたし達の頭の皮膚や顔の皮膚や口の中には
何百種類もの微生物が住んでいますが、


それは寄生しているのではなくて、
わたし達の皮膚や粘膜の健康を維持しながら
微生物も繁栄しているのです。


わたし達の皮膚と微生物はお互いに利益を与えあっています。


そういう風に命があるものはお互いに補完しあって
ずーっとずーっといつまでも
変化を続けていくのです。


「わたし」というのは流れていく現象にとりあえず貼った
ラベルです。



目の前にある状況が
とても辛いものに感じられたとしても、


「これは全体のバランスをとるために起きている事で
自然な流れなんだ。
良い事でも悪い事でもないのだ。」


という風に考えたり、


「自分も他の人々もみな、命の流れの一滴のしずくなんだ・・

だから自分にこだわるのはやめよう、
全ての命は必要な命なんだから、落ち着いていよう。」


・・そういう気持ちを作る練習を続けると、



不安や落ち込みを感じても、
すぐに立ち直れるようになると思います。




今日も、
最後まで読んでくれてありがとうございました。



ではでは。