こんにちは、たーぼーです。
 
いつもお読みいただき
ありがとうございます。
 
「子育て家庭への
育児アドバイスの手引き」
という本があります。
 
ベビーシッターがお子さんの
お世話をしに
訪問したご家庭の中で、
 
何か気になる点があった場合に
 
親御さんの状況を想像しつつ
育児のアドバイスをする場合があります。
 
その際に気を付けるべき点を
まとめた本です。
 
今日は、その中から
気になるエピソードをご紹介します。
 
 
 
事例) 
 
3才のAちゃんは、毎日、幼稚園が終わると 
ピアノ、体操、英会話などの習い事をしていて、
多い時には1日に二つの教室に行くこともある。
 
しかし、疲れがたまって、行くことを嫌がることも。
また、歩けないほど疲ているときは、
できるだけ抱っこしたりおんぶしたりして
移動するように努めている。
 
母親にそのことを報告すると
 
「わがままにならないように、しつけの一環として
スケジュールをこなしてください」と言われた。 
 
このままでは、Aちゃんが体調を崩しかねない。
 
どうすればよいか?
 
 
 
この事例に対する解答には、
こう書いてあります。
 
解答)
 
この保護者は教育熱心で、3才児にたくさんの
習い事をさせたいと考えています。
 
3才の子供がスケジュールをこなすことを
しつけの一つと位置付け、こなせないのは
子供のわがままだと考えているようですね。
 
ひょっとすると保育者が甘いから
こなせないと考えているかもしれません。
 
しかも、子供が歩けないほど疲れきっている
事には気づいていないようです。
 
(中略)
 
このケースでは、疲れている子供の気持ちを
受け入れてください。
抱っこ、おんぶの移動は
保育者には負担かもしれませんが、
スキンシップを伴うので、
子供の心を安定させるでしょう。
 
少しでも楽しく
心やすまる時間をつくるように努めてください。
 
ピアノ、体操、英会話・・
取り組み方によっては楽しいものばかりです。
 
子供がお稽古ごとを楽しく思えるように、
働きかけてみることも必要かもしれません。
 
(中略)
 
万一、子供が体調を崩しかけたときには
これ以上続けることは子供の健康のために
心配であるという事を真剣に伝えて見てください。
 
場合によっては、事業者に相談して
事業者から伝えてもらう方法もあるかもしれません。
 
一方、子供が、 
 
「体操で一番きちんとあいさつ出来ていた」
 
「英語でこんな言葉が話せるようになった」
 
「ピアノが上手でほめられた」 
 
など、教室で出来たことを
ほめながら保護者に伝え、
保護者と一丸となって子供を励ましてみましょう。
 
子供の年齢が高くなるにつれて体力が備わって、
少しずつスケジュールを楽しくこなせる
ようになるかもしれません。
 
 
以上です。
 
なるほどー・・と唸るような
解答でした。
 
親御さんの気持ちとお子さんの気持ち、
両方とも受け止めて
そのご家庭の育児を応援するという事ですね。
 
今日は、長くなってしまいました。
 
 
では~~。