子供たちの通う現地校
English Laguage Learner(英語学習者)
《ELL と呼ばれる》
我が子たちは毎日の授業で1時間はこのクラスで英会話を学ぶ
娘のELLクラスは6人の子がいる。
(メキシカン2、イエメン人2、韓国人1人、日本人の娘)
長文なので時間のない方はスルーして下さいね
ELLクラスでは英語のみで会話しなければならない決まり
しかし、メキシカン2人が母国語であるスペイン語で無駄話をすることが多いので、先生にもよく注意されているらしい
このメキシカン2人のうち1人が、ちょっとヤンチャ坊主で、進級した当初から無断でクラスメイトのバッグあさったり、文房具盗んだり、先生に悪態ついたりするらしい。
娘は目を離した隙に、消しゴムやシャープ、シャープの芯を1本だけ残して盗まれたこともあった…
目撃者がいたから犯人が判明したのだけど…
1本残すって笑える。
日本の文房具は優秀だから誰もが羨ましがる。
このメキシカンのヤンチャ坊主に、しばらく前から悩まされてた娘
何がキッカケかもわからないみたいだけど、娘が日本人だとわかっているにもかかわらず
わざと『China』と連呼してくるんだと
最初は無視してたけど言われ続けること4日
娘はだんだんムカっときて『やめて!』と結構強めに伝えるようにしていたらしい
先生もそのことに気付いていて毎回『やめなさい!』と注意していてくれたようだ。
どうもありがとうございます!
私も話は聞いていたが、そのうち言わなくなるかなぁと思い様子を見ていました
しかし…ヤンチャ坊主以外のその他1人も真似して言うようになったということなので、
『お父さんからELLの先生へ連絡してもらおう』と。私じゃ伝わらないもんね…
しかし、娘は『明日、もしまた同じこと言ってきたらブチ切れしてみる!』と勇ましいことを言ったのでもう一日様子を見ることに
気が強い!男子相手に…。
やはりその日も安定の『China』連呼。
その他1人も同じ言葉を連呼。
娘は昨日の宣言通り
とうとうメキシカンにキレた
『Shut up!』
とかなり大きめの声で。
先生も目撃していた場面だったらしく、先生は席を立ちスタスタと教室に設置されている電話の📞受話器を取った。
受話器を📞置いたあと、ヤンチャ坊主のメキシカンの腕を引っ張り何処かへ連れて行ってしまった。
15分程すると…先生とヤンチャ坊主が教室へ戻ってきた。
ヤンチャ坊主は自分の荷物を纏めてカバンを背負い、黒人の超デカイ男の先生と共に居なくなったと。生徒唖然…
ELLの先生から聞いた話らしいが…
『ヤンチャ坊主はISSという教室へ行ったわ。
ISSとは悪いことをした生徒が学ぶ部屋なの。
今日から1週間はこの教室には来られない。
他の教科も受けられない。
勉強もするけどペナルティーで掃除もするの
彼の親にもこのことは報告するわ。』
要は反省室ですね
っていうか、反省室あったのかー
知らないことばかりの私たち。
先生が娘に『よく我慢したわね、あなたはもう怒っていい頃だったわ』と言っていたらしい。
この先生の言葉にな私と娘。
娘が怒るの待ってた
親が相談してくるの待ってた
せんせーい
う〜ん
ちょっとよくわからない先生のお言葉だけど
一連の流れはずっと見ていた先生。
娘の気持ちは理解してくれてたっぽい。
その反面
授業中に大声でキレた娘はおとがめなし
もしかしたら娘にも何か原因あったのかもしれない
う〜んモヤモヤする….。
ヤンチャ坊主が反省室に行っている1週間は、娘&クラスメイト達はヤンチャ坊主とは一度も会わせないようにしてたみたいです
そして1週間後…メキシカンのヤンチャ坊主がELL クラスに戻ってきた
ヤンチャ坊主はすっかり反省した様子だそうな。
ここ1週間程は娘に謝ってくれたり、お菓子くれたり(笑)と優しい態度をとってくれているようだ
急に優しくなるって逆にこーわーいー!!
どうやら、反省室がとても苦痛だったみたい。
ペナルティーの掃除はトイレばかりだったとか…。
改心したかどうかわからないけど今のところ大丈夫みたい。
信用できないから一応、娘には今日はどうだった?って毎日聞いてるけど
ELL クラスにいる子同士でも、満足にコミュニケーション取りにくいから余計に誤解も生まれやすいかもしれない。
でも、娘は現地校の授業の中でここが一番居心地がいいと言う。
お国は違えど境遇は同じだからね!
娘も人前で怒るという行為は望んでいた訳ではないと思う。
しかし、時と場合によっては嫌なコトは嫌という勇気も多少必要になってくるのではないかと学んだようです
この先も、もしかしたらまた同じようなことがあるかもしれない。
しかし、色んな経験を繰り返して人は成長するもの。
子供が困っている時親はどう対応すべきか
どこまで様子を見るべきか
こういうのって難しい
親もこういうことがあると成長します
子供の変化、ヘルプをちゃんと見逃さないようにしてあげなきゃなぁと改めて思いました。
子供の成長と共に、親としてもまだまだ成長途中です