月日が経つのはあっという間ですね。

 

久しぶりに投稿します。

 

こちらもすっかり秋、先日は久しぶりに雨が降り、

本格的に秋冬シーズンが始まった感じです。

娘も高校生活は難なく過ごしているようで、

安心しています。

やはり中学校から高校への変化は小学校から中学校

より少ないみたいです。

ただ、本格的に大学進学へ向けて準備が

始まっているのを感じます。

学区的にかなり環境の良いところに通っているので、

このまま大学進学できれば良いのになあと

思ったりします。

我が家は夫の期間限定の駐在に帯同しているので

こちらで高校卒業は難しいのです。

いろんな国の環境に順応を強いられてきている娘の人生、

親の私にとって未体験の世界なので、

応援するしかないですが、なんとか頑張って

欲しいです。

 

さて、タイトルの「許容する文化」。

なんだか大仰なタイトルですが、

最近思ったことなんです。

アメリカに暮らしていると、感じることは、

ミスをしてもお互い様、なんとかなるさ。という精神。

 

例えば、先日娘が学校のカウンセラー(進路相談等、科目の先生たちとは他に専門の人が生徒に割り当てられている。)から

面談のアポイントを取られていて、

該当の生徒は授業中に抜け出して

面談をすることになっていました。

 

通常なら、授業中に先生宛にメモが渡され、

該当する生徒に伝えるのですが、

その日はメモが来ず。

でも事前にアポのメールが来ていたので、

先生に相談して、予約が入っているなら、とりあえず行ってみてと言われ、カウンセラーの元に行くと、その日は来ていないと。

 

仕方なく娘は教室に戻り帰宅しました。おそらく病欠とかなのかと思いつつ、フォローのメールなど何もなく、

イライラして私から状況確認のメールをしました。

(今回の面談は親の意向もあったため、カウンセラーと直接やりとりしていた)

 

その日は返事なし。翌朝、なんの悪びれもない返事で、

昨日は病気だった。リスケで今日面談する予定です。

該当する生徒には秘書から連絡があったはず。

などというそっけないメールが来ました。

 

第一にメールの文頭に謝罪の言葉もない。

そして、秘書からのメールも娘に届いていない。

結局こちらが時間を聞いてやっとリスケの時間が分かったという状況でした。

 

具合が悪いなら仕方ないけど、一言ごめんでも言えないのかな。

日本だったら。。。と

不毛な感情がむくむくと湧いてきましたが、そんなものなのかもしれません。

もちろん、きちんと対応しているアメリカの人たちも

多いですが、割とこう言う体験がちらほらあり、

だいぶ耐性がついてきました。

娘は行って不在だった時は

腹が立ったと言っていましたが、

その後はケロッとしていて、

仕方ないと言っていたので、

ずっとムカついていた私より精神が大人だと思います。

 

逆に、良かったこともあります。今回は自分の失敗。

夫と近所のTrader Joe'sに買い物にいき、

私がカートを持ち、

夫がワインをカートに入れようとしたら、

カートの隙間からワインがするり、

床にぶちまけてしまいました。

もう、恥ずかしいやら申し訳ないやらで、

スタッフの方に床の掃除をお願いし、その場で所在なさげに立っていました。

すると、仕事上がりのスタッフの方が、

「うーん、いい香り!どのワインなのか知りたいわ!

絶対良いワインよこれ!」と笑顔で言ってくれました。

その場が朗らかになり、申し訳なく思う

私たちをさりげなくフォローしてくれました。

 

それからレジで割れてしまったワインと同じものを

1本買い、支払い時に、

実はこのワインを割ってしまったので、

弁償させてくださいと言うと、

レジのスタッフの方がニヤリとして、

「2本分じゃないよ。3本分払ってもらうよ!」

と言ってきました。そして

「冗談冗談!払わないで良いよ」と。

みんな優しすぎて泣きそうになりました。

 

どちらの体験も、

アメリカならではなのかなと思います。

私自身すぐイライラしてしまい、

器が小さいなと自分でも思うので、

許容する心は見習いたいと思った出来事でした。

 

編み物すると心が穏やかに瞑想状態になるとよく聞くのですが、もっと編まないと?!

来週リリース予定の作品がこちら。