ここ数年の目標として、
少なくとも月1で編み物の
オリジナルパターンを
発表することにしています。

発表までの流れについて、
興味のある方は少ないかもしれませんが
今日は、私がふだんどんなことをしているか
綴りたいと思います。

だいたいの流れですが、
まず新しいデザインのサンプルを私が作り、
(デザインのコンセプトは、基本は私自身が
着たいもの。たまに娘のものもデザインします)

英文パターンに書き起こしたものを
ravelry という編み物好きのポータルサイト上で
テストニッターさんを募集して
テストをしてもらいます。
(私の英文パターンをチェックしつつ
それぞれお手持ちの糸で作品を編んでもらう)

締め切り日までに編み上げてくれた方には
お礼としてテストいただいた作品のパターンと
私の今まで発表したオリジナルパターンを
プレゼントします。
だいたい1-2ヶ月くらいの期限を設けて
テストを行なっています。


私はまだまだ駆け出しのデザイナーですが、
それでも少しずつ、いつもテストを名乗り出て
下さる方が何人か増えてきました。
毎回のようにお世話になっているのは
ベルギーとロシア在住の女性です。
締め切りにも正確で、週一回のアップデートも
忘れず、そして沢山の指摘をくださり
助かっています。
もちろん編み上がりも私のサンプルよりずっと
素敵に作って下さいます。

これまで色々ありました。
テストニッターに応募してくれた方でも
納期に間に合わないことはよくあります。
でも、こちらがテスト用に送ったパターンを
受け取りそのまま音信不通 という人も。。
そうならないよう色々テストのルールを
決めたりしつつ、試行錯誤を経て、
気がつけばオリジナルパターンは67作品に
なりました。


発表した作品は、ravelry上で販売することが
できます。私などはまだまだ売り上げは
少ないですが、それでも世界中で私のパターンを
購入してくれる方がいるなんて、
不思議ですごいことだなあと思います。

日本では、英文パターンでデザインを発表している
方はまだ少数ですが、編み物は英文パターンを
読めるようになると、格段に楽しく、世界が
広がります。
英文と言っても、長い英語の文章を読むのでは
なく、略記号になっているのでそれを解読する
というイメージです。
いつか編み物の楽しさを多くの人に
伝えられる機会があればなと
思ったりしています。

自分が着たいものを自分で編めるのは最高です。
深いVネックのセーターが欲しいなと思い、
数年前こんな作品も発表しました。
違う色もほしくて
同じパターンで色違いを編み、早速着ています。


上の赤いセーターはアルパカ100%で、
作った当時はチクチクしていましたが、
数年経って洗濯を繰り返していると、
だんだん柔らかくなってきました。


ちなみに、2019年に発表した作品一覧。
サンプルはどんどん、増え続けるのでクローゼットは大変なことになっていますがやめられません!