起きている出来事は
決して
実態があるわけではなく

私自身が
知覚してこそ
物事が確定して現れる

足元に着地している
一点
今の一瞬に
私が在る
存在している



その
今の一瞬
私の中の一つに
静かに入っていく


どんな時も

静かに



何が起きても
静かで穏やかなスペース
そこには
静かに
私を見つめている
愛がある
喜びがある


感覚を麻痺させているのとは違う


苦しみも悲しみも知っていて
どうにもできない
絶望も知っていて

チクチクと痛み
涙を流しながら

それでも

そこに縛られず

軽やかに次の一瞬へと
ひらひらと舞う



愛と
喜びが見ていてくれることを
知っているから






ハートダイヤクラブスペード