今年1月に卵巣腫瘍で手術に至った記録です。
HRTをはじめてわりと早い段階で不正出血がありました。ただ、不正出血があることは事前に聞いていたし、HRT経験者の同僚も言っていたので、想定内だと思っていました。ちょっと出血量多いかな?と思いつつ、HRT開始1か月目の婦人科受診。
診察台に乗って、エコー検査。
すると、先生が慌てはじめました。内診台に乗ったままでカーテン越しの私に、
「まかろんさん!MRIを受けましょう!!」
状況がよくわかっていないまま、診察台から降り、診察室で改めて先生のお話を聞きました。
左の卵巣が6センチに腫れ、怪しい影があること。
血の塊に見えないこともないが、悪いもの(ガン)の可能性があること。HRTは続けられないこと…。
先生に
「ガンの可能性はどの程度ですか?」
と聞いてみました。すると先生は、
「う〜ん、フィフティ/フィフティかなぁ?血の塊にも見えないこともないけど、どっちかなぁ?とにかく、今日は血液検査をしましょう。MRIはうちでは受けられないし、年齢的にも手術した方がよいので大きな病院に紹介状を出します」
フィフティ/フィフティ…、思ったよりガンの可能性が高くてショックでした。
自分がガンかもしれないことが信じられなくて、まるで他人事のように先生の話を聞いていました。
後日、血液検査の結果も聞きに来ないといけないので、その時に大きな病院への紹介状をもらうことになりました。
帰宅して旦那に
「ガンかもしれないって」
て伝えたら、びっくりしてましたが(そりゃそうだ)、
「まだ分かんないじゃん」
と言ってくれました。
その日は複雑な思いで就寝しましたが、夜中に目が覚めました。私は布団の中で震えてました。
怖くて震えて目が覚める…こんなことは初めてでした。
「あぁそうか。私は死ぬのが怖いんだ」
人生で初めて死の恐怖を感じた瞬間でした。