爆笑問題がデビューした時から
太田光には、他の漫才師と違う
天才的な能力があると感じていた

本も数冊出版している
1999年に出されたものがこれ





この頃から、鋭い時事ネタの連発である
1994年に起きた
「愛知の中学生いじめで自殺」

同級生から、かつあげやリンチなどの
いじめを受け、自殺した事件を
取り上げたネタは、2023年の今も
色褪せないのが、皮肉だ

「その連中、最後には強盗してでも
一億円つくれなんて言ってたんだぞ」

闇バイトに雇われて、強盗殺人をする
若者が出現した今、中学生のたわごとで
すまない事態となっている

「サンデージャポン」を見るのが
日曜の朝の楽しみだけど
今朝は訃報を取り上げていて
切なかった

色々なコメントが出た後
太田光が述べた言葉の数々に
場の空気が変わった

「日本は少し前まで、トイレも汚くて
たばこのポイ捨ても当たり前だった

今、信じられないくらいキレイになった
でも、卑怯な時代になった」

太田光が思い出させてくれた
一昔前の日本の都市は汚くて
公衆トイレなど、近寄りたくなかった

下水溝は、吸い殻だらけだった
放置自転車は道路に溢れていた

街はキレイになった
しかし、匿名で悪口を言える機会が
日本では、あまりに増えてしまった

Twitterのみが、炎上とか言われ
素人の悪意で溢れるらしい
使わないので、詳しくは知らないが
命を断つまで、追い詰められる人間が
後を絶たないという

「卑怯な時代」
この言葉に虚を突かれたような顔を
した面々
生放送は確実に人間の化けの皮を剥がす