知人が沖縄への飛行機の中から

プレゼントしてくれた写真


空も海も息を飲むような景色


あらためて、飛行機に乗りたいと思う


20才の頃、短期留学で北京に滞在した

先輩、同級生と15人足らずの

仲間と一緒だから心強かった

生まれて初めて乗る飛行機

雲を見下ろしている事が夢のようだった


当時の北京はまだ舗装されていない

道路も多くて、雨が降ると靴は汚れる

食べ物も留学生の寮には固いパンなど

お世辞にも美味しいとは言えないものが

多かった


街に出て、レストランに行けば

美味しい料理が食べられるが

学生には度々出来る贅沢ではなかった


洗濯をすれば、タオルはゴワゴワと固い

シャワーはすぐに水になる

生活の不便は数えきれない


ともあれ、熱心な先生方から

勉強に観光、小旅行とお世話になった

特に、お子さんが生まれたばかりの

先生は振り返ると、疲れておられた


小旅行の際に友人が酷い下痢で

入院してしまったアクシデントは

正直大変だった

昼夜2交代で看病に当たる


慣れない経験を乗り越えて

帰国の途に着く飛行機の中では

空港が見えると嬉しさのあまり

機内で拍手が起こった


快適な日本に帰ることを

ひたすら待ち望んでいた


写真をプレゼントされたおかげで

この先、健康でいれば何度でも

飛行機に乗りたいと思えた

実は台湾の友人から、65才に

なれば、遊びに来てほしいと

お誘いを受けている


長生きすれば、孫と飛行機に乗る日が

来るかもしれない

世界の景色は様変わりしている

便利になった街を見てみたい