気分転換に旅行でもしようかと
考える、この頃だけれど。
若い頃にパスポートを取る際
とても面倒だったと思い出した。
まず、郵便局で定額小為替を買う。
本籍地記載の住民票を、区役所で取る。
返信用の封筒も、同封して町役場に
送る。
やっと手に入れた、戸籍謄本を持って
パスポート申請に出向く。
発行通知を受けたら、ようやく
パスポートを受け取りに
出向くのだ。
どこの窓口も、大抵混んでいる。
この手間も、待ち時間も掛かる事を
2回すれば、誰でも嫌になる。
40代になって、本籍を居住地に
移した。
16年も前なので、移した事を
忘れていた。
年を取るという事はそういう
ものだ。
昔、父親が、町役場に行って
戸籍を取っていた。
ついでに、色々と調べたらしい。
祖先は、藤原の家系だ、などと
つぶやいていた。
確かな事は分からないが
古い墓には、元禄の年号があり
今のうちに調べて置きたい。
自分の足で、町役場に行くのが
早道だろう。
お寺にも行って、確かめないと
自分が、墓に入る場所が
分からない。
面倒だ、と嘆いても仕方ない。
生きているうちに、決めて
置きたい。

