よくある食リポのロケ番組で、仁支川峰子さんが

白ワイン、氷入りを飲んでらしたような。

真似して、試してみた。

アルコール度数も少し下がるので、良いと思う。


おかずは、買って来た、カニクリームコロッケ。

添えているのは、玉ねぎに酢と白ワインを加えて

炒めたもの。一度作ると、やみつきになった。


パンは、万代で買った、塩バターパン。

美味美味!


さて、ワインのグラスには、複雑な想いがある。

亡くなった義兄の結婚式の引出物なのだ。

義兄が亡くなって、数年後、義姉は婚家を出た。

引出物は、義姉が選んだと思われるけれど

当時、私は何故、こんなに非日常的な品を

選ぶのか、疑問だった。

ワインを飲む機会など滅多にないし、何より

洗った後、どう扱えばいいのか。

シャンパングラスのような繊細なグラスは

結婚生活の中で、一度だけしか使っていない。


私が選んだ引出物はといえば、ガラスのフルーツ皿

セットだった。

持って帰るには、不評だったが、後に、重宝して

いると数人から言われた。

実用品こそ、真に必要。しらんけど。


おまけに、義兄の結婚式に私は出席していない。

子供たち2人が、水疱瘡にかかっていたからだ。

先日、アルバムを整理していた折りに、2人共に

縁が切れたと確信し、重い結婚アルバムを捨てた。

式場は全日空シェラトンホテルだったか、庶民にとっては

高級な場所だと思う。


私が結婚したのは、25才。式場探しに3軒ほど回り

決めたのは、心斎橋の中華料理店だった。

美味しい上に、値段も手頃。

お爺さんが、ニコニコしながら、高砂を歌ってくれた事を

よく覚えている。

私の叔母は、話し方教室に通って、練習した

スピーチで「エイズに気を付けて、頑張って下さい!」

と、会場の爆笑をさらっていた。


いつか、孫が何か頼んできたら、答えられる自分で

いたいと思う。