1月3日の昼に長男一家と娘が集まった。
4才と2才の孫が走り回り、賑やかだった。
文庫本が並ぶ、小さい本棚から、本を取り出しては
また入れるのが遊びになっていたのが
微笑ましかった。
ところで、なぜか長男は本を読まない。
小学5年生から野球を始めたせいか
読むのは、野球マンガばかりである。
予備校時代に懸命に勉強はしたが
読書はせず、地方の大学に合格すると
自炊が心配なのか、「美味しんぼ」を
読んでいた。
時が経ち、大学時代の同級生と結婚した長男。
長男夫婦の新居に初めて行った時に
本棚に、東野圭吾や、ダンブラウンのシリーズが
並んでいるのを見て、嫁が読書家だと分かった。
この正月に嬉しかったのは、嫁がアドラー心理学の
話題作「嫌われる勇気」を読んだと聞いたからだ。
夏に彼女が少し子育てに悩んでいると言うので
分かりやすい野田俊作氏の講演の本を用意しており
すぐに渡した。
そして、並んだ本の中から、中村天風の本を見て
「これ、職場で流行っているんです」というので
持って帰ってもらった。
その後、私が取り寄せたのがこれだ。
普通ではないのが、項目ごとに仕訳がはっきりされている。
とても読みやすい。
全てが網羅されているので、これさえ読めば
他は要らないと思った。
本当に、3回読めば『世界は信じがたいほどシンプルだ』と
理解できると思う。