今回の日記は医学的表記が結構含まれていますが
私もプロではないので、細部に渡るまで詳しく調べてはおりません。
専門の方がご覧になった場合、?と感じる説明書きがあった場合はご容赦くださいませ![]()
10月9日(火)
前回の保険診療より2週間後、再診
出血はまたまた相変わらず。
内診をする。
Echoを診る医師の手が止まる。
「う~ん、血腫も相変わらずですが…
あの~、これなんですが…
まっ、いいでしょ。あちらで話します。
まずはお支度をして、あちらへ。」
と、内診台を降りる私。
再び診察室へ。
私はこの時に医師が私に何を伝えたいのかは直ぐに想像出来た。
何故なら、Echoを凝視する医師の手元が
胎児の首元を診ている時に止まったから。
「NT」のことだな。
そう直ぐに分かった。
案の定、医師が私に告げた。
「羊水検査することをお勧めします。」と。。。
私の年齢が40歳を過ぎていること
そして、NT数値が高いことがその理由だ。
(前回の診察の時も気にはなっていたが告げなかった。
今回のEchoで、数値が大きくなっていた。
だから、今回告げるに至ったとのこと。)
今回のNT数値は4.2mmという。
今まで9回の妊娠を経験してきている私だが
NTのことに触れられるのは初めてのことだった。
NT(nuchal translucency)
後頚部浮腫(首の後ろのむくみ)
この数値が高ければ高いほど
染色体異常の赤ちゃんが生まれる確率が高いということ。
しかしながら、決して「NT高数値=染色体異常」ではない。
私はこの診察を受けている時は
NTというものは無縁だと思っていたので
あまり詳しい知識もなかった。
なので、医師の説明を聞くに集中した。
医師:「これは、あくまでも確率のお話なんです。
この数値が高いからと言って、必ず、染色体異常が生まれる訳ではありません。」
私:「では、その確率とは?」
いきなり、文献を開く若手の女医さん。
その時、詳しく年齢が上がるにつれ
NT数値と年齢が掛けられ確率が上がるというのだが…
確率の数値の説明なんて、私にとってあまり意味はなかった。
医師は続けた。
「人工妊娠中絶が出来るのは妊娠22週未満です。
羊水検査をして頂いて、結果が出るまで数週間かかります。
それを考慮して、羊水検査を希望するのであれば
遅くても、18週くらまでには受けてくださいね。
まっ、ご主人ともよく話し合って、お返事お待ちしております。」
私:「なぜ、先生は羊水検査を勧められるのですか?
羊水検査を受けて、お腹の子が仮にダウン症だった場合、医師は親御さんに
敢えて中絶するという選択肢を与えるのが一般的なのでしょうか?」
医師:「この言葉が適切かは分かりませんが、
もしダウン症ならば、生まれて直ぐに命に別状があるということではないからよいのですが…
仮にですよ、染色体の13トリソミーや18トリソミーに異常があった場合は
折角10か月お母様のお腹で育んだ命が
生まれて直ぐに死に至るケースもあるのです。
それでは、お母様の負担が大き過ぎることも考慮して
中絶の選択も視野に入れて頂くために、羊水検査を勧めています。
羊水検査をして頂いた場合は、全ての染色体の情報を知ることが出来ますから。」
との回答だった。
なるほど。
医師の説明は理解出来た。
私は、以前学生の頃、羊水検査は、流産のリスクもあるということを学んでいたので
続けて、そのリスクのことを質問した。
医師は、それは確率としたら、全くないことはないが
まず、そこは心配しなくてもよいのでは?ということだった。
検査は、それ程時間のかかるものでもなく
また、痛みも、耐えられるくらいのものでしょうと。
そして、検査費用は、保険適用外で10万円弱かかるとの説明だった。
気丈に話を聞く私だったが…
お会計を待つ時、
気持ちがドンドン沈んでいく自分が存在していることに気が付いた。
出血の心配も去ることのない現状で次なる心配事か…。
保険診療:¥1800
この後の私の行動はまた次に。
ちなみに、この時点で絶対安静を指示されていた私ですが
仕事は若干軽減しながらも休むことなく続けていました。
また、10月6日は7番目の子の保育園の運動会にも参加しました。
流石に、走ったりなど、過激な行動は取りませんでしたが
赤ちゃんは、私の状況を察してくれているのか?
出血が悪化することはなかったです。
~続く~