今日の夕方
カメの水槽が置いてある1階から
次男が長男を呼ぶ緊迫した声。
緊迫した声から、
ただ事ではないと感じた。
わが家で飼っていた3匹いたカメのうち
1匹が死んでしまった。
原因は分からない。
分からないだけに、スッキリとしない長男&次男。
ただ、死んだカメの顔は穏やかだったのが
せめてもの救いだろうか?
1年1か月前にやってきたカメさん。
長男と次男は、とても寂しそうでした。
私も、正直カメ自体はあまり好きではない。
しかし、一緒に暮らして?いれば情もわく。
亡くなったカメをビニールを介してだが、
手の上に乗せ、そっと祈った。
安らかに天国へと…。
その後、カメさんが亡くなったことについて
私と長女と次女で話をしていた。
すると、その会話に4歳の三女が加わった。
「死んじゃったカメは、今頃、天国で
男の子の赤ちゃんと一緒に遊んでいるよね。」と言うのです。
天国の男の子の赤ちゃん?
わが家がキュウチャンを天国へ送ってから、
もう一年以上経過している。
念のため、三女に聞いてみた。
「天国の男の子の赤ちゃんって、誰のことを言っているの?」
「ママのお腹の中に居た赤ちゃん。」
未だに忘れることなく、ちゃんと理解しているのだ。
昨年、私が流産した出来事を…。
涙が流れた。
三女をギュッと抱きしめた。
私は、そのとおりだよと、ソッと三女の耳元でつぶやいた。
天国へ一足先に逝った赤ちゃんにとって、
家族が自分の存在を覚えていてくれることが何よりなはずだ。
私の心は三女の優しさに癒さた。
キュウチャンにとっても、きっと嬉しかったことだろう。
平凡な日々の暮らしの中で、
上の子たちは、私に気を遣っているのか?
亡くなった命のことには、あまり触れることはない。
三男、四女は、一年前の出来事は、あまり記憶にないようだ。
そんな中、人一倍感性が豊かで、記憶力のよい三女ならではの今日の発言だった。
カメちゃん、天国でわが家のサンちゃんとキュウチャンと一緒に遊んでね。
1年間、長男や次男に育て、思いやる優しさを教えてくれて
ありがとう。