私の住んでいるのは東京なんですが…
下町なんですね。
つい先日の夕方、チビ達を保育園まで車で迎えに行って、車庫入れして、
自宅前で、チビ達を下ろすタイミングで
向こうから 一人のお婆ちゃんがやってきた。
このお婆ちゃん、私が毎朝、実家に四女を送って行く道のりの家に住んでいる。
そして、道路隔てて、私と四女の姿を見つけると
必ず
「坊や、暑いから大変だねぇ~」とか
「坊やを日陰にして、歩いてあげなさい」など
お世話をやいてくれるお婆ちゃんなんです。
四女の事、すっかり坊やだと思い込んでいるお婆ちゃん
そのお婆ちゃんが、やってきた、
そして、うちの四女をみて
すかさず
「坊や、坊や、可愛いねぇ」
はい、坊やです。
いえいえ、お嬢なんだけど…
まっ、いいかっ
私は、小言で、
「あ~、また言ってる、坊やじゃないよぉん」って、つぶやいて
本人前に、
「あっ、こんにちは」
そのお婆ちゃんと私は、顔は知っていて、挨拶する程度の仲。
話すのは、初めて…
お婆ちゃんが、私の事を知っているかは?
そして、会話をし始めたら…しゃべる、しゃべる
お耳も特に遠いという事もなく、巧みに話す
聞くところによると
何でも
御年 100才∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
自分の子供は7人
孫は18人
皆、立派な人らしい…
お婆ちゃんは、息子と同居していたが、息子に先立たれ、
今は、お嫁さんと暮らしていると…
子供や孫が、方々にいて、色々な物が常に贈られてくるから
食べ物は、食べきれず沢山あると…
お婆ちゃんは、どうも区内でも 資産家の娘だったらしく大金持ちだったと豪語し
お金もありそうな事を言う
そして、うちの子供たちに向かって
「今度、お婆ちゃんのうちに遊びにおいで…
お婆ちゃん、遊んでやるし、食べ物も沢山あるヨォ~」と
私は、どちらかと言うと、お年寄りが好きです。
もともと、お年寄りが好きで、病院に就職したのも事実。
長生きされている方は、大事にしなくてはいけないと思う。
しかし、きれいごとばかりではないと思うが…
実際は、それだけの年齢であれば、人生経験も豊富だし、
偏屈な方とかも、いらっしゃるから、
一概には、好きとは言えないのだろうけど…
それに、一緒に生活とかすれば、又捕らえ方も代わるんでしょうが…
あくまでも、一般的に、好きという事で、ご理解下さい。
だから、そのお婆ちゃん、100歳ということは、
明治 大正 昭和 平成 を 生き抜いてきているんですよね
素晴らしい。
私、思わず、握手しちゃいました。
でも、ふと思ったんです。
近所で、誰かれ構わず
「金持ちだ!」とか
「遊びにおいで!」
なんて
行ってしまっていいの?
最近物騒な世の中だから…
ちょっと、心配になっちゃいました。
兎に角、私は、
お婆ちゃんと、暫く話(←初会話なのに…)
「元気で、長生きしてね。」と伝えた。
お婆ちゃんが、私に言った
「子供を育てて、人生なんぼ
兎に角、子供は大事
今は大変でも、必ず、いい事あるから」と
長いものにはまかれろ
真実味があって、育児の励みにもなりました。
って、育児で、落ち込んだり、悩んではいないんですがねっ。
私の楽しい育児の後押しをしてくれたというか…
嬉しかったです。
さよならをして、立ち去るお婆ちゃん
最後まで、振り返り、手を振ってくれました。
可愛いお婆ちゃん、長生きしてねっ。
その後、うちに入ってから
「お婆ちゃんの家には、いつ行くの?」
「今度お婆ちゃんちに、行こうねぇ~~~」と、
しきりに 言う 三女でした。
(⌒▽⌒)アハハ!