「あの時、どうして・・・」

 

キス、したんですか・・・

聞きたい、でも聞けない。

『俺、なんかしたっけ?』

『酔ってただけ』

『・・・お前が、してほしそうだったから』

そんな言葉、聞きたくない。

 

 

 

「そうだな・・・

ずっと、好きだった・・・から」

「え?」

「うん。ずっと、松本が、好きだった

だからあの時、どうしても、お前とキス、したかったんだ。」

 

 

 

「そ、う。だったんですね」

「・・・ゴメン。」

 

先輩の手の中のウイスキーグラスが、カランと音を立てた。

 

 

 

 

 

「俺も。」

 

・・・ずっと、先輩のこと、好きでした

 

 

 

 

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さてさて、潤くんサイドはここまでです。

 

当初は翔くんサイドから書き始めたのですが、長くなってしまいそうだったので潤くんサイドへ変更。

ここで終わってもいいけれど、時間をおいて翔くんサイドからの「ずっと好きだった」を書きたいです。

またしばらく更新が空きますが、気長にお待ちいただけたら。

・・・高校数学わから~~~ん!