ジュンさんは、そのままのジュンさんでいるのがいいよ

 

 

 

そう、ショウが言ったから。

・・・ショウが部屋を出るその日まで仕事をし、食事をとらせて、変わらず過ごした。

 

数回、ショウを連れ出して外で食事をした。

ショウに楽しく過ごして欲しかったし、忘れて欲しくなくて。

自分の何かを、ショウの中に残したくて、自分がショウを覚えていたくて。

 

 

 

自然に身を寄せあうことはあったけれど、触れることは決してなかった。