潤くん!お誕生日おめでとう!!

あなたに、嵐に出会えて幸せな日を送っています。

TVやライブで会う時間は、今はちょっとお休みだけれど、大大大好きです♪

今日からまた幸せな毎日が過ごせますように♡

 

 

SALAさん!

イベント企画をありがとうございます。お世話になります。

 

さてさて。

今年も数話に分けてのアップとなります。

よろしくお付き合いください。

 

 

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今日はちゃんと先に連絡をくれた。

「誕生日だから、会って祝いたい」って。

・・・それを断ることができなかったのは、俺の甘さだと思う。

 

 

 

「久しぶり、元気?」

「って前にラジオで約束した後、会ったでしょ」

 

 

 

一緒に仲良くご飯を食べる気にはなれなくて、直接バーで待ち合わせた。

俺が着いたとき、しょおくんはすでに腰を落ち着かせて飲んでいた。

口をつけているモヒートのグラスを見ながら「同じのを」と言ったのに、

マスターが出してくれたのはオレンジを基調にしたカクテルだった。

「ハッピーバースデー」

足長のグラスに入ったお酒をマスターがそっと出してくれ、「ありがとうございます」と受け取った。

 

 

 

隣の席のしょおくんと並んで杯を傾ける。

照明は適度に落とし、眼下の宝石箱のような煌めきにほぅと息を吐いた。

 

 

 

「忙しいよな」

「まあ、それなりに。

出先の撮影はひとまず終わるよ」

「こっからは都内?」

「たぶん。その予定」

 

 

 

来週頭にはまた、家を空ける。

鎧は重いけれど、撮影も今は順調に進んでいる。

すごく有名な人の人生をなぞらえるお芝居は、自分が解釈するのではなく、その人自身になって映像で切り取る。

とてつもなく大きな役を受けて、プレッシャーがありながらも楽しく過ごしている。

 

(そこに集中することによって、余計なことを考えなくていいことも、自分にとっては都合がよかったんだ)

 

「こっちに帰ってきてる時、誰かと会ったりしてる?」

「やぁー、今はほとんど誰とも会ってないな。

リモート飲み会も全然してない。

今日のしょおくんとの飲みが、本当に久しぶり」

 

 

 

過ぎ去った優しさも今は

甘い記憶 sweet memories