苦学生として、東京の、興味があったファッション関連の専門学校へ入学して、

授業と課題をしながら。

 

最初に入った夜の仕事は居酒屋ダイニングだった。

その後、時給がいい店に移ったり、バーテンダーをしたりしていた。

 

 

 

ホストにスカウトされたのは、バーテンダーをしていた時だった。

なかなかコンテストにも入賞しない、就職のあてもない、このまま東京で生きていくための収入と、奨学金の返済に頭を悩ませているときに今の店のオーナーに声をかけられた。

 

「ジュン、夜の仕事を本格的にやらないか。

キミは花があって、ホントにイイ」