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1/11 午後9時まで受け付けています♪
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翌日
寝室のエアコンの小さな風で目が覚めた。
「しょおくん?」
隣に翔くんが寝た跡があるが、姿がない・・・
枕もとの目覚まし時計を見ると、いつもより少しだけ遅い時間を指している。
今日は金曜、夜遅くまで予約が入っている・・・。
体を起こしてみたら、いつもくらいの体の違和感だ。
これなら大丈夫。
「お、起きた?」
「起きれた?の間違いじゃないの」
「んははは。たしかに」
リビングキッチンの扉を開けたら、寝室よりももう少し暖かい空気に満たされていた。
・・・平日だけど、めずらしく翔くんが普段着を着ている。
「?しごとは?」
「今日は休み。来週ちょっとだけ事務所に出るけど、年内はほぼ仕事終わりだよ」
カレンダーを見れば翔くんの仕事納めであろう28日も、週が明ければすぐだ。
「そんな、年末際まで裁判しちゃいないよ」
おれは、来週は定休日もなくぶっ通しだ。
その分年始の休暇をいつもより長くとる。
「夕飯、買ってきた総菜でもよければ準備するよ」
「ほんと~?終わりの時間読めないから助かる~」
「任せろ!米も炊けるようになったしな。後で美容室のタオルもとりに行って干しとくよ」
「サンキュー。翔くんありがと」
「じゃあ、行ってきます」
せっかくもらった指輪だけど、傷つけるのも嫌で、リビングのリングケースに二つ並べて仕舞った。
「あ、まって」
翔くんが玄関まで追いかけてきて、おれの首元のマフラーを整える。
・・・ほんの1階へ行くまでの短い距離なんだけどね。
「うん、よし」
「・・・ありがと。」
ふたりそっと近づいて、唇と唇を触れ合わせた。
「・・・いってらっしゃい」