潤くん、お誕生日おめでとうございます!
メンバー、スタッフのみんなに愛されて楽しく過ごしてくださいね。
そして、私たちを魅了してくれてありがとう。
潤くんの日々の努力がますます私たちファンを惹きつけて止まないです。
これからも、ともに歩める未来を。
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「ね、翔ちゃんにお願いがあるんだけど」
始まりは従弟の和のお願いだった。
一つ年下の和也は風之宮高校へ進学し今度の文化祭でクラス劇をするそうだ。
「翔ちゃん王子でサプライズ出演してよ」
「は~~?!なんでそんなことしなきゃなんないんだよ」
「翔ちゃんとこの山手高と違って、うちは庶民的高校なの。
最終日に人気投票があって、1位になると学食が一か月無料になるの」
「え?それ狙ってるの?」
「うん。だってタダだよ?その分ゲームにお金まわせるじゃん!」
「・・・」
「もちろんタダでやって、なんて言わないよ?
出店で出してる焼きそば、たこ焼きおごるから~」
「うーん、もう一声っ!」
「じゃあ、うちのクラスがメイドカフェやるから、パフェとパンケーキもつけちゃう!」
「よし、のった!」
「でね、うちのクラス割と女子が少ないの。
衣装作れる点数も決まってくるし、かといって王子と姫のクオリティは落としたくないワケ。
だからー、お願い!
翔ちゃんが出る劇の王子の衣装も持ってきて!」
「え、衣装も?」
「翔ちゃんとこの次の週がおれらのガッコの文化祭なの。役も同じ『白雪姫の王子』だから大丈夫」
大丈夫、ってそんな問題か?と思いつつもまあいっか、最後キスするふりして終わりだし、食べ物ただならいっか。
そだ、智くん誘っていこーっと。