Sside

 

胸にある頂に舌を這わされ、頭の中が何度もスパークする・・・

一方的に受ける刺激に、自分ではなすすべもなくただ全身で受け止める。

 

閉じた目から自然とあふれるしずく、だらしなく開いた唇の間からひくひくと揺れる舌、ゆがんだ口元から流れ出る唾液。

今、自分は世界中で一番醜い姿をしている、ハズ。

 

なのに潤は、

唇でしずくを吸い上げ、唇の間の微肉を己のそれで絡めると、長く舌を伸ばして跡を追った。

 

「ふ、あっ・・・、んはぁ・・・、あぅ」

「しょお、くん。

・・・んちゅ、しょ、お・・・ちゅっ・・・ん」

 

 

 

いつの間にか、下着も取り払われ直に感じるあつい、熱。

 

なのに、頭の隅で、「キモチイイ」という単語が浮かんだ。

ソンナワケナイノニ。

 

キモチイイ