1996年からインド古代の自然療法で健康と若返りを実践、研究しておりますヨーガ・アーユルヴェーダファシリテーターTakakoです。


自分でも不思議なくらいインドとご縁があります。もう20年くらいです。観光はほとんどしていません。私の興味はインドの聖地と聖者、ヴェーダの世界だけです。

長年通ってお勉強と巡礼の道は、のちに南インドで出会う数々の奇跡のような出来事を冷静に理解するための大切な礎となるものでした。下の写真はチェンナイの奥地に滞在してお勉強していた時。この日は夜に私がアーシュラムでヤッギャをさせていただきました。それもまた瞑想と言える体験です。


ウッタラカンドの4大聖地、バドリナート、ケダルナート、ガンゴトリー、ヤムノトリーは全て滞在しました。ケダルナートとバドリナートは2回行きました。各聖地の寺院でプージャをし、司祭さまやスワーミージと、そして御神体とダルシャンをしてきました。こうして書いていると色々な場面が蘇ります。それらは全て南の聖者と、リシケシのアーシュラムのスワーミージが導いてくださったご計画だったように思います。


村に滞在した時。。この村には腕が伸びる神像が祀られる寺院がありました。


バドリナート寺院でプージャをしたあと、(通常はお布施の額によって優遇度が変わるらしいです。
私は高僧に連れて来られた生徒としてどの聖地でも多額なお布施をすることなく貴重な機会をいただいていたことは後で知りました。)上の写真はバドリナートの司祭さまとのダルシャン。いまだにその時いただいたナーラヤナ神のご本尊様捧げられ着せられていた美しい生地とハーブ🌿のプラサードは私の部屋のサンクチュアリにそのまま置いてあります。それと、この寺院の脇ある天然温泉は最高でした。私が入ったのはまだ山開きの前で雪が沢山残っていた時期で日が暮れると極端に冷え込むので温泉は本当にありがたかったです。


私が滞在中にインドの修行僧の方々と行動をともにして知ったのは、最もゾクゾクするような霊的な場所は、聖地のメインの寺院そのものより、その周りの村や、周辺の山の中に入って行ったローカルなエリアに修行者のみが行く神聖な点在しているということ。それらの場所でのことが私の一番の宝物となる経験でした。

蛇が閉じ込められた岩や、光の湖に響くあの振動、クリシュナの履物の跡、天国に流れる小川、雪のニールカンタをくっきり映し出すウエサクの満月の夜中のあの空気。。密かに小屋や洞窟にいる修行者たちとのインタビュー。。。ブラフマンカマルの香り。。心臓によい赤い花。。


ケダルナート近くで体調不良で倒れたときに、偶然近くのお家にお世話になったご夫妻は、私とすでにご縁のあった南の聖者の信者さんでした。「スワーミーがあなたをここへ連れて来られた」と温かく迎えて世話をしてくださり、こんな嘘のような話しがあるのかと、夢をみているような出来事でした。

北の巡礼については訪れた場所を写真に残してあるのでまた後ほど詳しくご紹介しましょう。。

そして2010年、わたしはヒマラヤ巡礼最後の地での滞在を終えました。翌年の4月、リシケシから南インドへ移動してアーシュラムで過ごしたあと、もうインドには来なくてもいいだろう。そう思って帰国したのです。


しかしその時の南インド滞在で私は素晴らしいアーユルヴェーダセラピストに出会ってしまい、帰国後、彼女にメールで連絡をとりました。

当時都内にヨーガとアーユルヴェーダのラボサロンを持っていた私は、自分の事について自己紹介と、いくつかの質問を書きました。
そして返事が届いたのですが、なんと私のメールが彼女の所属している大学病院本部のマネージャーのもとに行ってしまったらしく、本部のマネージャーから「あなたは是非私たちの本部に滞在してください」とご招待の返事があったのです。


そうして再びインド、ケララにあるアーユルヴェーダとジッダ医学の大学病院へ行き、毎日の様々な治療と、若返りトリートメントまでViP用の部屋に泊まらせていただいて全て無料で体験させてもらったのです。大学での授業に潜入し、クスリを作る授業にも、学生たちの食堂にも、毎日ドクターから様々ことを教えていただく事ができました。素晴らしい体験でした。


その病院で不思議な事が起こり、帰国後まもなくまた再び南インドへ。ティルパティとアルナチャラへ訪れる機会がやってきたのでした。
南は北より神秘的なものが多いような感じがします。。いや〜インドのスピリチュアルな世界、面白いですね〜。
続く。。