今日は、親しい友人たちと、周産期心理学シェア&ワーク会でした。
いとおしい時間。
「人間にとって、誕生より前の9ヶ月間は、おそらくその後の70年間よりもはるかに興味深いもので、はるかに強烈な出来事を含んでいることだろう。」
昨年、ジュディス・ウィ-バー博士が、「周産期心理学WS」の中で紹介してくれた言葉。
それほど、受胎~出生の時期に体験することは私たちの深いところに影響を与えているにもかかわらず、
言葉を覚える以前の頃の出来事なので、私たちは言語レベルでそこにアクセスすることができない。
でも、その時期の体験は、「感覚」や「身体」を通して私たちに語りかけてくる。
今日特にフォーカスしたのは、精子と卵子が出会い、結びつき、着床するまでのこと。
射精で放出される三億の精子たち、いっせいに卵子のもとへ突き進む。
実際に結びつくのはたったの一つ。
でも、三億の精子たちが、おたがいを蹴落とそうと競争するのではない。
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生物学者によれば、精子細胞には、"戦士" と "恋狂い" の二つのタイプがある。"恋狂い" たちが卵子に向かって突き進むのを、よそ者(他人の精子)が邪魔しないように、大勢の"戦士" は後方で隊を組み構えているのだ。
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(トマス・バーニー+パメラ・ウェイントラウブ著 『胎児は知っている母親のこころ』 より)
なんて感動的なのでしょう!!! って、集まったメンバーで盛り上がった(^-^)
なんて男らしい行動なんでしょう!! 精子のみなさん!!!
「おまえは早く先へ進め! ここはおれたちが守る!!」
なんて声が聞こえてきそう(≧▽≦)
そうしていくつかの精子が卵子に到達した時、
最初に到着した精子や、いちばん勢いがあった精子が卵子と結びつくわけではなくて、
卵子自身が、相手の精子を選ぶのですって。
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卵子は受精というドラマに受身のかたちで参加するのではなく、自分から殻を破って、自分が惚れこんだ精子を、文字通り抱きいれるのである。
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「惚れこんだ精子を抱きいれる」って!!!
なんてロマンチック♡
このあとにもとてもドラマチックな展開が起こっていくのだけれど、
それについては、これまた濃すぎるので、後で書きます。
それにしても、
妊娠・出産にはいろんな状況があるとは思います。中には、十分に条件が整っていなかったり、さまざまな意味で、望まれなかった妊娠出産もあることでしょう。
でも、今日集まったメンバーの間で飛びかった想いは、
外側でどんな状況だったとしても、その卵子とその精子の出会いは、紛れもなく卵子の意思のもと、「この相手がいい!」と選ばれて起こったもので、
100%肯定的なものなのだ、ということ。
生まれて生きている私たちはみな、そんな厳選された、惚れて惚れられた結びつきから命が始まっているのだということ。
父や母との間のさまざまな葛藤や、
胎内にいた時の条件や、
生まれてからの環境のよしあしや、
いろんなことは、あると思うのです。
でもやっぱり、命がいまここにあるというのは、奇跡以外のなにものでもない。
あなたもわたしも、生きた奇跡なんだなあ。
ひとつの卵子とひとつの精子が出会って結びつき、そのたどった道のりの先に、今のあなた、今のわたしがいる。
なんだか、身体の細胞のひとつひとつが熱く震えるような、感動です。
★~★~★ ビオダンサ@王子 with なおこ ★~★~★~★~★
私takakoがスタッフをしている、ビオダンサの月1クラスです♪ 初心者もOKです。お気軽にご参加ください(^-^)/
会場:東京都北区 「北とぴあ2F つつじホール・リハーサル室」
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