樋口一葉の人生 | 幸せ語り ~中里貴子の朗読日記~

幸せ語り ~中里貴子の朗読日記~

朗読家で、元群馬テレビアナウンサーの中里貴子の朗読公演や、日々の徒然を連ねていきます

いつもご覧頂きありがとうございます。


週明けの月曜日、なぜか雨降りの日が

多いですねあめ



午後から早稲田大学オープンカレッジ本

今日から、夏目漱石『夢十夜』

を読みます。



今期は、朗読初心者の方が多いので、

短編だけれど読み応えのある作品にしました。



先日の『女君で紐解く源氏物語』

立教大学の井野葉子先生も

お着物でお越し下さいました飛び出すハート





とても朗らかで明るい井野先生スター




さて、

いつもお世話になっている元小学館の編集者で、文教一葉会の佐山辰夫さんからのご推薦の本📕





領家高子氏の

『八年後のたけくらべ』

『なつ』



「八年後のたけくらべ」は、

龍華寺の信如と正太。

信如は修行から自身の寺へ戻り、

色々なところを歩いて見聞を広めます。

正太は、すっかり人が変わったようー

商売の方は順調に広げて、

かなりのやり手に。。。

美登利の大黒屋からも信頼を得て、

廓の奥の部分まで入り込んでいます。

全ては美登利を守るため…



「なつ」は一葉の日記から“奇跡の日々”を迎えるまでの心模様を追っています。

資料などもたくさんあり綿密で、かなりのボリューム。

これ一冊で、一葉となつ(本名)の人生が目に浮かぶようです。