いつもご覧頂きありがとうございます。
コロナ禍でオンライン朗読教室を始めて、はや一年。
オンラインなら遠くの方ともお話しできるようになり、
情報端末の操作が全くダメな私でも、
何とか続いております
ご縁あって、
群馬県伊勢崎のTさんとは
この間たくさんの作品を読んできました。
Tさんは朗読は初めてでしたが、
合唱をやられていたので、
表現力もあり、
音の取り方がお上手です
1月から、
安房直子さんの
『ひぐれのお客』を読み始めました
山中さんのお店では、糸やボタン、
裏地などを売っています。
ある冬のはじめのひぐれどき、
めずらしいお客がやってきて、
とてもすてきなことを教えてくれました。
そのお客とは、まっ黒い猫
まっ黒いマントを着ています!
この冬は寒いので、
マントをあつらえた。
赤い裏をつけたい、と言うのです。
山中さんは、
洋裁のことは何でも知っているので
町では評判のお店です。
ただ、ネコの希望する赤色は
「薪ストーブの感じ」でした。
その上100%絹!
そこで…。
安房さんの作品は、
幻想的、ファンタジー
動物と人とのふれあい。
春、夏、秋、冬
雨、風、空、雲、おひさま…
色、
このネコ🐈⬛は、どんなネコかしら?
セリフを読むときはイメージが肝心です。
裏地を買って、
「家内にぬわせます」
ですって!
マントはカシミア!上等です。
はじめは若い生意気そうなネコを想像しておりましたが…
よくよく読んでいくと、
ちょっとキザ?
田村正和さんみたいな紳士風?
どんどんイメージが広がりますね
動物と会話ができるなんて
安房さんの世界は、
いつも、どこか寂しげで、
最後は、優しい気持ちになれる…
もっともっと読んで行きたいです