さて、タロットセラピーの行い方を説明する前に、
もっと大切なことがあるので、
それに触れておきます。
これは、タロットリーディングでも同じこと。
セッションをするときに、大切なことは、
何を問うかということです。
これをはっきりさせることが、
まず、第一歩になります。
例１ 他人事のような問い
「私って、結婚できますか？」
こういった質問パターンは多いと思います。
「私に合った仕事は何ですか？」
自分の人生をまるで他人事のように問う。
でも、実際にセッションをすると、
こういう聞き方をされることってよくあります。
「あなたは、結婚したいと望んでいるのですか？」
まずは、まるで他人事みたいないい方を、
ご本人にしっかりとらえてもらうために、
私はよくそう問い返します。
「どんな仕事をしたらいいですか？」
↓
「あなたはどんな仕事をしたいですか？」
誰が仕事をするのか、
自分事として、とらえて、
再度質問を考えてもらいます。
例２ 二択の質問
「AとBでは、どっちがいいですか？」
迷っているときは、
そういう聞き方になりやすいものです。
これもすぐさまカードを展開するのでなく、
なぜ、そういうふうに迷っているのか、
質問してみるといいでしょう。
自分は本当はどうしたいのか、
どこに障害があるのか。
どうなったら、決められるのか。
そうすると、聞きたいことは、
自分の望むように進む方法だったり、
障害の乗り越え方だったりする。
タロットは、具体的であればあるほど、
現実に行かせる答えがやってきます。
現実を動かせる（成果）となってくれるのです。
だから、具体的な問いに変えられるように、
質問してみましょう。
この質問だけで、答えが見つかる場合もありますよ。
悩んでいるときは、
思考がこんがらがっているもの。
よく、クライアントさんの話を聞いて、
どうして選べないか、
話の整理をしてから、
カードへの質問に入るといいですね。
例外 今の現状を見る
質問が具体的になることは、
とても大切なのだけど、
そうならなくても、今の自分を見せてくれるのが
タロットというツール。
もし、質問がまとまらなくても、
カードはある状況をみせてくれます。
読み手が強引に方向を決めないこと。
質問の言い換えも、ちゃんとクライアントさんに、
納得してもらうか、相手から出てくる言葉を待つこと。
なかなか言葉が出ない場合は、
今の現状として、カードを展開しても
いいでしょう。
クライアントさんに寄り添う、
伴走する気持ちを持つこと。
その気持ちが癒しの場を
作ってくれるのだと思います。
※
ただし、クライアントさんは、
自分が本当に聞きたいことが
わかってないことが多いものです。
これ、自分が講座を受けて気が付きました。
「質問は何ですか？」と問われて、
「これです！」とはっきりさせられたら、
実は問題はもうないのかもしれない・・・。
何を問うていいのか、混沌としているからこそ、
そこから抜け出せずにいるのです。
質問が見えていれば、
時期を待つ、
しかるべき専門機関に相談する、
行動をしてみる、
なんらかの動きができるはず。
頭がぐるぐるしているときに、
本当の問いは何か、
自分はどう考えているのか、
それがわかるようにするのが、
こういったセラピーやリーディングだともいえます。
解決するということより、
答えを導き出すということより、
今自分が何につまづいているのか、
足踏みしているのはなぜなのか、
そんな心の整理をするものなんだろうと思います。
まずは、聞きたいこと、
それを精査していくこと、
そこから、もうセラピーやリーディングは
始まっているのです。
それができたら、明確な答えはなくても、
クライアントさんは自分で動き出せますよね！
■響きのワークショップ募集■
日時:3月19日（土）10:00～12:30
場所:神ノ木地区センター 和室（大）（横浜線大口駅）
参加費：7,000円
ご予約はこちら
（コンサル的要素を含みます。ご希望があれば、ブログやＨＰの表現方法のご相談にも乗らせていただきます）
スカイプセッションのお客様も増えています。お問い合わせください。
詳しくはこちら
※ ※ ※
3月のスケジュールはこちら 4月のスケジュールはこちら
中華街3月のスケジュールはこちら
連絡先：takako.asahi6515@icloud.com