占い、リーディングで大切なことは、
目の前に座ったお客様のことを
当てることではない。
たとえば、ボイジャータロットでは、
上下を読まない。
カードの意味が過剰すぎるときも、
不足気味なときも、
同じカードになる。
それって、非常に現実に近い。
過剰も、不足も根っこは同じ。
表れている事象は真逆かも知れないが、
根っこは同じなのだ。
これは、数秘術でも同じこと。
３の目立ちたがり屋さんと、
やや引っ込んで鬱っぽくなるというのは、
現れとしては真逆だけど、
３という質が、過剰に出たか、
不足に出たかだけで、
テーマは３ということになる。
占いやリーディングで大切なことは、
当てることではなく、
その人が問題だと思ってること、
解決しなきゃと思っていることを
ほどくことにある。
根っこを見つけて、
そもそもそれはいるもの？と
問うことである。
だから、そのプロセスにおいて、
当たらないということがあるかも
知れないが、
大切なことは、
何が根っこかということなのだ。
厳しいお母さんがいたかもしれないという
事象は、過剰という視点である。
でも、不足という視点に立つと、
お母さんがいなくて、厳しい自分になったとも
解釈できる。
大切なことは、
事実を当てることではなくて、
根っこの部分を
探り当てているかということなのだ。
ただ、占いの現場では、
当ててもらうことで、安心して、
ハートが開いていくということがある。
わかってもらえてるという安心感につながるので、
やはり直接お会いしたり、
お話ししたりすることは
とても大切な気がする。
根っこの部分に触れたいから。
そこに、解放するポイントがあるから。
自分が後生大事に握りしめているものがあるから。
それが手放せたとき、
文字どおり、
握った手を開くことができたとき、
心が軽くなる。
軽くなることで、世界は変わる。
変わって見えるようになる。
そして、その方は、大きく可能性へと開いていく。
自由になっていく。
それこそが一番大事。
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