エックハルト・トールは、人生において、
何か起きてくることがカルマではなくて、
起きたことに対して、どう反応するかが、
カルマなのだと言っています。
まさに、その通り。
大切なことは、起きてくる事柄じゃなくて、
それにどう反応し、どんな感情をひっぱりだしたかと
いうこと。
反応しなければ、事柄はパワーを持たないのです。
外側は内側のエコーに過ぎない。
なのに、それに対して、感情を総動員し、
ああに違いない、こうなはずだとあれこれ創造すれば、
その事柄は、よりパワーを得てしまいます。
こうなると、ストーリーはできあがり、
そこでは1登場人物として、お話の流れに翻弄されてしまいます。
動いた感情こそがカルマだとしたら、
それを解消するには、
その感情に振り回されるのではなく、
パターンになっているその仕組みを見切ること。
なぜ、自分は悲しいのか。
なぜ、自分は怒っているのか。
何に触れてその感情が呼び起されたのか。
それがわかると、自作自演のドラマにはまることは、
どんどん少なくなってくるのですよね。