みなさんのコメントが来るたび泣いて泣いて涙で画面が見えない1日でした。


今日は朝からとってもいいお天気、太陽がまぶしく、コロの旅立ちを見送るかのような日でした。



朝はいつも通りに起きました。

いつも通りに時間がやってくるので、もういつも通りではないことを感じては泣いていました。




母が仕事を早く上がらせてもらったということで、いつも調達にいっていたドラッグストアへ。


コロはいつも誰かいないと不安がっていたから、母の帰宅を待ってから。



時間が惜しくて自転車で急いでいきました。
コロが大好きだったシニア犬のおやつとデビフの缶詰めをどうしても持たせてあげたくて。


ドラックストアでは、もうこうしてペットコーナーにくることもないんだと思って悲しくなりました。




きょうは近所の方々も来ていたし、コロとだけじっくりいれる時間は本当に僅かでした。


何度も顔をくっつけ、沢山撫でて、匂いもたっぷり嗅ぎました。

やってもやっても物足りなかったけれど…。

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コロにピアノを弾いてきかせました。
若いとき、私のピアノの音をよく聴いていて、聴いてるうちによく眠っているものでした。

それから
去年の夏、夜鳴きがひどい時に鎮静効果があるときいたリラクゼーションの音楽たちをまた聴かせました。

去年のことが思い出され涙が止まらなくなりました。

1日じゅう流してるときもあったなぁ…。



14時前には近所のワンコ仲間さんがお見送りに来てくださいました。
コロが赤ちゃんの頃から大好きだった方です。


そして14時過ぎにお迎えの車が。


家での最後の何分かは私たちだけで人目もはばからず過ごしたいなという思いもありつつ…(大変失礼ですが)

それでも棺に入れて車が発進するとき、
来てくださった方が家族で手を合わせ、頭を下げて見送ってくださったとき、心底感謝の気持ちで溢れ、コロ良かったねと思いました。



それから車で20分ほど。
緑広がる自然の多いところに着きました。
今回お願いしたのは『ポチたま霊園』というところです。




本当は近所の火葬場を予定していたのですが、昨日は友引の日でお休みで電話が繋がらず、急きょ他を探しました。


火葬場では本当に火葬するだけで、慈しみのものもないらしく、近所の方からも『えりちゃんは気持ちが満たされなかったと思うよ、』と後から言われ、霊園を選んで本当に良かったと思います。


母は近いし安いし火葬場でいいと言っていたので、偶然に電話がつながらなかったのが良かったと思います。





到着したとき、
"あぁついに…"と思いました。


とても静かで穏やかな雰囲気でした。

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書類を書いたりしたあと火葬場に案内されました。


いよいよと涙がまた溢れました。


棺から台に移す際、鼻血が垂れました。




家から移動する際は口と鼻から血が溢れでました。




死後硬直がいっさいなく、首も手も足も本当に柔らかく抱えられるとグニャグニでした。


それをみた霊園の方が「本当に苦しまずにいった証拠ですよ」といいました。

身体をこわばらせることもなく、全身の力を抜いて穏やかにいったんですよって。。

顔も本当に穏やかです、険しい顔の子もいますから。この顔は本当に安らかな顔ですと。。



泣く私たちへの配慮かもしれないけれど、そう言われてとても心が救われたような穏やかな気持ちになりました。




そんな話をしながら花やおやつなどを置きました。


缶詰も紙コップに移しておいてくれました。


別れの時間をじっくりと待ってくれました。



17歳も生きたなら大往生ですよ、外で立派に番犬を努め、最後は介護してもらい本当に幸せな子ですよ、立派な犬生ですよ、などなどと声をかけてもらいながら・・・・







コロ、お別れのときです。。



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納得いくまで触らせてくれ、写真も撮らせてくれました。



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お線香をあげ、手を合わせました。




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コロ よくがんばったね

ありがとうね。



「これで本当にお別れとなりますので、どうぞ最後に」といわれ、、、、

コロを撫で、顔をくっつけ、お別れしました。



もうこれでコロに触れることはないんだ、、、。



3回鳴らしたら点火をします と言われ、霊園の方々と手を合わせました。



そして

チーン チーン チーン と3回鳴りました。







火葬場から出て 私はしばらく煙突と空を見上げていました。


コロが煙になって 空へのぼっていく・・・・




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澄みわたる青い空


そこに もくもくもくと 白い雲が上にむかってのびていました。




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まるでコロを導いてくれているようで


まるでコロが上へ上へのぼっていくようで






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しばらく見ていると、

雲の形が ワンコが走っている横向きの姿のようになりました。

(わたしがそう見えただけかもしれませんが)



あ、、コロがのぼっていく



その瞬間にそう思いました。


感じました。




すぐに雲は形を変え、今度は後ろ向きでななめ上にのぼっていくように見えました。


それは走っているというよりも ふわふわ身体を浮かせてのぼっているかのようで、




あぁ、コロの身体は本当に軽くなって、重力もなくて、ふわふわ浮きながらのぼっていくんだなと思いました。



誰も辺りにいなく 静かな時間でした。




そのとき、

コロの魂に続いて、コロの肉体も楽になったのだなと 納得することができました。







1時間以上はかかるということで、

室内へ戻り、母と霊園の方と話しました。


本当に親切なかたで

先ほど言ったように「本当に安らかにいったんですよ」という話やら コロの昔の話やら世間話やらをしました。



”今まで、中には可哀想な死に方をした子もいっぱい見てきたから、コロちゃんはこんな言い方もあれですが、本当に良い死に方をしたと思う”と言っていました。

だから (気持ち的に)火葬しやすかったですと。

理想的な犬生ですよと。


この方も昨年 愛犬を17歳で亡くしたそうです。



それが本当に癒される時間だったというか

コロが可哀想だった・最期苦しそうだったと悲観的にしか思えなかった私が 少しだけ楽になりました。




お線香を立てるものを買いたいと言うと

「いいよ あげるよ」といって サービスでくださいました。(いつもやってる訳ではないと思うのですが)



骨壷を入れる袋も6種くらいから選べました。(かなり悩んできめました!)





骨の形を残すために じっくりと焼くらしく1時間半~2時間くらいでした。


火葬が終わる少し前、空はうろこ雲が広がっていました。




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そして再び火葬場へ。





コロはゴールデンくらいはあるという骨太でした!

かなり太くて大きな骨でした。


顔の形がはっきりとわかるくらい頭蓋骨はそのままでした。

歯もありました。やはり歯槽膿漏で奥歯が溶けていました。

きっと歯も痛かっただろうに・・・・。よくがんばって噛んでいたな。。


背骨も胸骨もそのままでした。



しっぽの先のアリンコくらいのちっちゃな骨も並べられていました。


それから全指の爪も。。。



それを箸でひとつずつ骨壷の中へ入れました。


面長の子だったので顔が入らなく(笑) 斜めにして入れました。




大型犬の子と同じくらいの骨壷にいれました。




化石の博物館でみたような 本当にそのままの骨の形でした。






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もう毛に触れられないのも 顔をうずめられないの

やっぱり寂しい。


帰宅してから 姿がないのもつらい・・・



だけど、霊園の方が納得のいく火葬をしてくださり、納得のいく時間をくれ、

少しだけ受け入れました。




コロはここにいるんだと思いました。





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夕方はやはり辛くなって、

コロのリードを持って公園にいきました。


すると空は 飛行機雲でもないのに、いくつもの線げ上にのびていたり、不思議なかんじになっていました。






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コロちゃん 虹の橋は渡り終わったかな?

みんなに会えたかな?





きょうの霊園の方もいいひとで、

コロちゃんが出会わせてくれたひとはみんないいひとばっかだよ。


ありがとう。



コロちゃん ずっとだいすきだよ。