なんとか放射線と抗がん剤治療が終わり、自宅で療養することになりましたが、

なかなか副作用から抜け出せない日々が続きました。

 

放射線治療をすると身体の回復力が低下するらしく特に首のまわりのキズの膿は治りにくかったです。

薬を塗ったり保湿剤を塗ってみたり状態を見ながら対処してもらいました。

 

治るまでに3~4か月はかかったと思います。

 

抗がん剤の副作用の方は順調に抜けていき、これも3~4か月後には血液検査で正常になっていったことが

分かりました。気付いたら抜けていた髪の毛も生えてきていたようです。

 

また、髭も全然生えなくなっていたのが、12月ごろから徐々にまた生え出してきました。

だんだんと治ってきているのが自分でも分かるようになりました。

 

ただ、口内炎がなかなか治らなくて口から食べれるようになるにはちょっと時間がかかりました。

これもやはり3~4か月後から徐々に食べれるようになっていったと思います。

 

ですが一回目の退院のときみたいに食べれるようにはならず、最近になってようやく前のときぐらいに

食べれるようになってきました。

 

6月の末に治療が終わり、2週に一回のペースで(首の状態が悪い時は週1で)通院していて

ようやく11月から月1回になろうとしていた矢先にちょっとした事件が起きました。

 

なんと気管切開した喉のキズが徐々に小さくなってきてしまい、ついには喉に入れていた

スピーチバルブを手入れしようと外した際に穴が塞がってきてしまいました。

 

これにはさすがに焦り、何度かチャレンジするものの出血はするはどんどん穴が小さくなってくるはでどうしようもなくなり、娘に病院に連絡してもらったところ「なるべく早めに来てください」とのことで慌てて病院に向かおうとしたところに妻が慌てて仕事をキャンセルして帰ってきてくれて連れて行ってもらいました。

 

その日はたまたま主治医の先生が休みで代わりの先生だったので応急処置でなんとか入る細い管のものを

付けてもらいました。

 

結局、後日主治医に診てもらったところ「ほぼ穴が塞がってきているから取っちゃいましょう」

ということになり、先生的にはもう少し様子を見たかったみたいなのですが「身体のほうが治ろうとしているので

良いことだ」という結論に達しました。

 

結局、穴の塞がり状態をみるために1週間ごとに通院したので年内は結構頻繁に病院に行ってました。

 

穴のほうは3週間ほどで塞がったので少し安心しました。