舌癌は無事に全部除去してもらえましたが、再発予防と根治のために
抗がん剤と放射線治療を行うことになりました。
放射線は土日以外毎日、抗がん剤は週1回水曜日で7回行う予定で、全部で7週間の
プログラムでした。
まず、始めに行ったのは、マウスピースを作ることでした。
次に顔を固定するためのマスクを作りました。
これらは放射線が余計なところに当たらないようにするとても重要なものですが、
この2つのアイテムには最初から最後まで苦しめられました。
この時退院はしていましたが、実はまだ仰向けで寝れるようにはなっていませんでした。
仰向けになると息が詰まってしまい苦しくなってしまうからです。
でもどうても仰向けじゃないと治療ができないのでなんとか頑張ろうと思いましたが、
結局初回はどうしても仰向けの状態が苦しくなってしまい、リタイアしてしまいました。
で一旦病室に戻り落ち着いてから今度は鎮静剤のような薬を飲んで再チャレンジしました。
でもやはり苦しいのは変わらないので、気管切開したところから酸素を入れてもらうようにして
ようやく治療が受けれました。
放射線を受けている時間は5分くらいですが、顔と身体を毎回同じ場所に固定するのに時間が
かかり、マスクは肩口まであり固定すると前も見えないし、息苦しいのでまずセッティングの
段階でつまづいてしまうことが多々ありました。
最初からこんな感じで前途多難なスタートでした。
抗がん剤治療は放射線と一緒にすると効果が高いらしく、いろいろなケースがあるようですが、
私の場合は7回に分けて週1回シスプラチンという抗がん剤を投与することになりました。
その日の流れとしてはまず朝1番に体重測定と血液検査を行って、結果が良ければ抗がん剤を解凍してもらって
から投与という感じです。
投与もまず水分補給から始まり、吐き気予防と利尿剤の点滴で大体2時間くらいかけてから
シスプラチン(抗がん剤)を約1時間かけて投与します。
その後、1時間かけて水分補給の点滴をするので、点滴だけで4時間はかかりさらにこのあとに放射線治療が
入るので抗がん剤の日は丸々1日かかります。
入院していた初期は少し便秘になったくらいで気持ちが悪いとかもなく
大きな副作用はなかったと思います。
次回へ続く…