胃ろうの手術が何とか終わり、胃ろうを使う練習も始めるようになったのですが、

手順がいろいろあり、最初は苦戦しました。

 

なぜ、胃ろうが必要なのかというと放射線と抗がん剤の治療を始めると

抗がん剤の副作用で食欲がなくなったり、舌癌の場合、放射線を口のあたりに照射するので

口内炎がたくさんできてしまい口から物をいれるのが難しくなってしまうケースがあるからです。

(実際、私も中盤あたりからこういう感じになってました。)

 

手術後はやはりズキズキ痛みました。

先生方は「痛いのは3日くらいだから頑張ってね」

と言ってましたが中々慣れませんでした。

 

1年たった今でもたまにズキズキ痛みます。

 

最初はエネーボを胃ろうから入れる練習をしました。

点滴のようにスピードを変えられますが、あんまり早いと下痢になってしまったり

体調をくずしたりするので、この調節にはけっこう気を使いました。

 

それから、翌週退院することが決まりました。

 

看護師さんたちも自分の家族ももう少しかかると思っていたみたいで

準備が大変だったみたいです。

 

急に入院してきて急に帰るというバタバタの入院生活でしたが、放射線と抗がん剤治療で

すぐまた入院することが決まったので1時帰宅みたいな感じになってました。

 

放射線と抗がん剤治療をするにあたって、「全部通院でもいいし、心配なら最初の方入院してもいいですよ。」

と言われて副作用が怖かったので入院させてもらうことにしました。

 

結局4月19日に退院して5月8日にまた入院が決まりました。

 

喉と胃に器具が入っている状態で家に帰ることに不安はありましたが、「家族みんなでいろいろ

準備してくれてるみたいだし、心配はないかな」とありがたく思いました。

 

 

 

 

ちなみにこのころはミキサー食になっていてほぼ液体のご飯を口から流し込む感じで

食事をしていました。足りない分の栄養はエネーボでとっていました。

 

身体の方に関してですが、首のリンパ周りの筋肉をとってしまったので、

重いものが持てなくなり、また、今まで無縁だった肩こりができるようになってしまいました。

 

なのでしっかり肩まわりのストレッチをしないと固まってしまいます。

 

歩くのは順調で病棟内を何周もしています。

 

会話の方はといいますと、唾液のコントロールが難しくというかできないので

しゃべろうとするたびによだれまみれになってしまいタオルが必須になり、

また上手く伝わらないことも多く紙に書くこともけっこうありました。

 

ただ会話をすることが1番のリハビリになるので家に帰れるのはありがたかったです。

 

次回へ続く…