追い込まれた西武、悪夢の4連敗にけが人も…
スポーツニッポン

 『緊迫した場面で、中島は何度も額の汗をぬぐった。1点を追う九回2死一、三塁。フォークボール主体で攻めてくる馬原の12球目も落ちる球だったが、中島のバットはむなしく空を切った。「打てれば良かったですけどね…」。西武が悪夢の4連敗を喫した。

 3日間とも同じような展開だった。一回に中島の2ラン、フェルナンデスのソロで3点を先行した。3戦連続で一回に本塁打を放ったが、じわじわとリードがなくなる。渡辺監督は「そういう流れの3連戦。止められなかった」とつぶやいた。

 4―1の五回に1点を返され、六回に逆転を許した。相手の攻撃を止められなかったこともあるが、六回無死一塁で小久保の力ない二ゴロを原が焦って失策。ミスでピンチを広げた。試合直後の原の目は真っ赤だった。

 四回には片岡が右ふくらはぎを痛め、六回にも石井一が左手中指を打撲。連敗に悪いことが重なる。指揮官は「全部勝つつもりでいかないと(優勝は)見えてこない」。数字では優位に立っているものの、大事な試合で競り負けた事実は重く、追い込まれた。』





西武“負の連鎖”…負傷→代役ミスで4連敗
スポーツニッポン

ソフトバンクに連敗しベンチで浮かない表情の渡辺監督

 『一気の胴上げを目指していたはずの首位決戦で、西武は屈辱の同一カード3連敗。試合終了の瞬間、渡辺監督はベンチでしばらく動けなかった。

 「結果だからしようがない。うちとしてはあと4試合、1つも落とせない。そういう状況になった」。静かな口調は、無念さを必死に押し隠しているかのようだった。2位・ソフトバンクとはついに0・5ゲーム差。優勝マジックは4のままで、残りは4試合となった。

 土壇場の試合で、これまでの戦いぶりを貫けなかった。今季は主力組のケガが多い中、控え組が活躍するなど全員でカバーしてここまできた。この日は代役の選手が手痛いミスを犯した。片岡が4回に二塁打を放った際に右ふくらはぎを痛めて途中交代。代わって二塁を守った原が、6回無死一塁で小久保の正面のゴロをファンブルした。本来なら併殺となるプレーで逆にピンチが広がる。その直後、多村の中前打に左手を出した石井一が中指を痛め降板。そして2番手・岡本篤が、2死満塁からオーティズに逆転打を浴びた。原は「きょうの負けは自分のせいです」と肩を落とした。

 敵地での3連戦はすべて逆転負け。指揮官は「そういう流れの3連戦。止められなかった。うちの未熟さ」と言った。絶対的優位な状況から一転、2年ぶりのリーグ制覇へ重苦しいムードが漂う立場に立たされた。「まだ終わったわけじゃない。前を向いていかないといけない」。渡辺監督は自らに言い聞かせるように言った。』





西武、大ブレーキ…片岡が負傷の非常事態
サンケイスポーツ

四回、右ふくらはぎを痛めた片岡(中央)は途中交代。ここからまさかの逆転負けだ

 『一打同点の九回二死一、三塁。高校球児のようにバットを短く持った主砲・中島が粘る。フォークボールを必死にカット。12球目。バットが空を切った。悪夢の同一カード3連敗だ。マジック4で乗り込み、優勝の可能性があった福岡でV逸の危機に立たされた。

 「これが結果だから。向こうに流れがある状態で、それをせき止めることができない。ウチが未熟ということ」

 渡辺監督が天を仰ぐ。この3連戦、すべて一回に本塁打で先制し、相手先発を序盤でKOしながら、すべて逆転を許した。投手陣が3戦25失点とタカ打線の執念に屈した。

 非常事態も発生した。片岡が四回に右中間適時二塁打を放った際、走塁時に右足を痛めて途中交代。3点差としたが、六回無死一塁で代わりに二塁を守っていた原が併殺コースのゴロを失策。逆転劇へとつながった。

 病院から球場に戻った片岡は、松葉づえ姿で無言のまま球場をあとにした。球団から「右ふくらはぎの軽い損傷」と発表されたが全治は不明。残り試合の出場は微妙だ。

 「ウチとしては、残り4つ全部勝つしかなくなった。前を向いてやっていくしかない」と渡辺監督。残り4試合でマジック4。最短で25日にVの可能性もあるが、同時にV逸の日となる可能性もある。断崖絶壁に追い詰められた獅子。その上空をタカが優雅に旋回する。さあ、ファイナル・バトルだ。』





西武あぁ4連敗0・5差…片岡が石井一が
日刊スポーツ

試合後、病院から松葉づえで球場に戻った片岡

 『優勝目前の西武が4連敗と失速した。2位ソフトバンクに敵地で3連敗し、0・5ゲーム差に肉薄された。追い打ちをかけるように、3年連続盗塁王の片岡易之内野手(27)が右足ふくらはぎを痛めて途中交代。代わりにセカンドを守った4年目原の失策と、先発石井一が左手中指に打球を当てた交代が響き、3戦連続逆転負けを喫した。残る4試合で、片岡の出場は微妙な状況。優勝マジックは4のままだが、次戦23日の結果次第ではマジック消滅の危機に立たされた。

 あと1歩が届かない。1点を追う9回2死一、三塁。バットを短く持った中島が12球粘ったが、最後は空振り三振。フォークを続けた馬原の意地に屈し「1本出ればよかったんですけどね。1個ずつ勝っていくしかない。残る4試合、悔いの残らないようにやりたい」。死闘が続いた首位決戦で3戦全敗。選手会長は疲労と悔しさをしまい込んで失意の福岡から帰京した。

 もっとも恐れていた負の連鎖が起こった。4回、4点目の適時二塁打を放った片岡が走塁中、右ふくらはぎを痛めたアクシデントが引き金だった。片岡の交代で、急きょ二塁に回った原が痛恨のミス。2点リードの6回無死一塁で、小久保の二ゴロをファンブル。併殺コースの打球で1死も奪えず、その後3失点して逆転された。優勝争いの異様な緊張感のなか、普段通りのプレーができず「打球から目を切ってしまった。今日の負けはぼくのせい」と敗戦後のベンチで涙した。

 頼みの石井一でも、悪い流れを止められなかった。6回、1点差にされた多村の中前適時打に左手を出し、中指を打撲して降板。緊急登板した岡本篤が連続三振でピンチを脱しかけたが、2死満塁で代打オーティズに逆転2点適時打を許し「初球はボールでもいいと思ってた。失投です」。徹底できなかった外国人への入り方を悔やんだ。

 3試合すべて序盤にリードしながら、5回以降にひっくり返される展開に、渡辺監督は「流れを止められないところに、うちの未熟さがある」とため息をついた。優勝マジック4のままでも、追うソフトバンクを勢いづかせ、数字的な優位を感じている余裕はない。試合後、病院から松葉づえをついて戻った片岡の様子では、残り4試合の出場は微妙な状況。「まだ終わってない。4試合全部勝たないと(優勝は)見えてこない」。2年ぶり優勝へ、最大の試練が訪れた。』





片岡、残り4戦絶望 圧倒的優位一転!23日に逆マジックも
スポーツ報知

 『中島のバットが空を切った。1点を追う9回2死一、三塁、11球粘った末に空振り三振を喫した。渡辺監督は奥歯をグッとかみしめ、スコアボードを見つめた。2位・ソフトバンクにまさかの3連敗。3・5ゲーム差から0・5差へ、一気に接近された。

 「結果だからしょうがない。あと4試合、1つも落とせなくなった。前を向いていかないといけない。4戦全部勝たないと(優勝は)見えてこない」。静まり返った会見場に指揮官の声が響いた。

 3連戦が始まる前の圧倒的優位から一転、ピンチに立たされた。2点リードの4回、2死二塁から片岡が右中間を破る適時二塁打を放った。が、走塁中に右ふくらはぎを痛めて途中交代。福岡市内の病院に直行し検査を受けた結果、「右ふくらはぎの軽い損傷」と診断され、残り4試合での出場が絶望的になった。

 片岡の離脱は守備に大きく影響した。2点リードの6回、無死一塁で小久保の二塁前へのゴロを代わった原がファンブル。手痛い失策で併殺のはずが無死一、二塁に広がり、逆転劇へつながった。原は「捕る前に二塁を見てしまった。今日の負けは自分のせい」と責任を背負った。

 3点のリードを守れず4戦連続の逆転負け。切り込み隊長の離脱が重なり、チーム状況は最悪だ。優勝マジックは4のままだが、23日に西武●、ソフトバンク〇なら逆マジック「2」が点灯する。手負いの獅子が最後に意地を見せる。』

凱旋が聞いて呆れる。ホームで6連戦5勝1敗だったのに、ビジターに出た途端6戦1勝5敗? どんだけ内弁慶だ? 8月以降、ビジターに滅法弱いという杞憂は、現実のものとなったな。



西武Mは「4」のまま…23日“逆M”点灯も
スポーツニッポン

 『西武がソフトバンクに敗れたためマジックは4のまま。最短Vは25日に伸びた。

 これで西武とソフトバンクの差は0・5に接近。23日の結果次第では順位、マジックが変動する。西武が楽天に敗れ、ソフトバンクがロッテに勝った場合は、ソフトバンクが首位に返り咲くと同時に、マジック2が初点灯。こちらの最短Vも西武と同じ25日となる。なお、前記以外にも西武△、ソフトバンク○、西武●、ソフトバンク△ならソフトバンクが首位に立つが、マジックは2位西武に点灯し続ける。』

CS進出がかかるロッテも死に物狂いだろうけどな。仙台16連敗を止めて意気上がるロッテに、今は期待するか?←他力本願(苦笑)

£ism ちび俺様徒然草-人気ブログランキングバナー1
にほんブログ村 野球ブログへ  にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへ

アップ ランキング参加中 アップ
よろこび クリックで応援よろしくお願いします よろこび

★NOTICE★
★コメントは承認制です★
★記事に関係ないコメントは表示されません★