おかわり一塁！左のおかわり１発
日刊スポーツ
２回裏、坂田は左中間に２点本塁打を放つ
『「左のおかわりくん」こと西武坂田遼外野手（２３）が強烈な１発を放った。１点を追う２回１死一塁から日本ハム糸数のシュートをはじき返す８号２ランで一塁走者の「おかわりくん」こと中村を迎え入れた。外角の変化球に逆らわず、左打席から一番遠い左中間スタンドに放り込み「外の球を狙っていきました。自分でもビックリしています」と目を丸くしていた。』
★すっかり「左のおかわり」が定着したな、坂田。ファンからも「坂田、おかわりー！」の声援が飛ぶようになったよ。
“左のおかわり”坂田弾で西武が堅首
デイリースポーツ
“お立ち台で仲良くスイングする本塁打を放った坂田（左）とフェルナンデス
『西武の“左のおかわり君”が躍動した。０‐１の二回。１死後に中村が左前に安打を放って１死一塁。続く坂田が糸数の外よりのシュートを狙い打ちして完ぺきにとらえた。弾丸ライナーが左中間席にグサリ。貴重な８号２ランとなった。
１軍では２本目となるお得意の左方向へのアーチで手ごたえもつかんだ。しかも大尊敬する本家の中村との“競演”に喜びもひとしおだ。「まさか入るとは思わなかった。びっくりしました。狙い通りに打てた」とほおを緩めた。
走塁センスも中村に引けを取らない。２‐２の四回に１点を勝ち越し、なおも２死一塁。原の打球は中前に落ちたが、一走の坂田が巨体を揺らしながら激走。本塁でド迫力のスライディングをし、圧倒されたのか捕手の大野がボールを落とした。貴重な追加点をもたらし「三塁で止められるだろうという感じでしたが全力で走りました」と満足そうだった。
チームは３連勝、３カード連続の勝ち越しとなり首位を堅守。今後、優勝争いが佳境を迎えるが坂田は「こんな経験、めったにできない。全力でやっていきたい」と奮闘を誓った。』
★シーズンも大詰めで、意気上がるチームのベンチにいるのは、本当にイイ勉強だと思うね。
それにしても弾丸ライナーだったな。抜けたかなとは思ったけど、そのまま勢いが落ちずにスタンドイン。しかも左への打球だから、矢張りパワーがあるなと思ったよ。
左のおかわり坂田２ラン＆ホームにラン
日刊スポーツ
原の中前打で走者坂田が本塁をつき捕手大野の捕球したミットをつかむ
『１０日にも西武に優勝マジック９が点灯する。日本ハムに快勝し、３カード連続の勝ち越し。「左のおかわり」こと坂田遼外野手（２３）が２回に一時は逆転となる８号２ランを放ち、４回には走塁で捕手のブロックにひるむことなく「ぶちかまし」をみせつけた。本家おかわり、中村との５、６番コンビで躍動した。
「左のおかわりくん」こと坂田が打って走っての大暴れを演じた。光ったのは、意外にも足。５０メートルを６秒３で走る“秘密兵器”がベールを脱いだ。１点を勝ち越した４回２死一塁。原の打球が中前に落ちると、一塁から激走。三塁を回ろうかというところでも、河田守備走塁コーチの腕は回っていた。「いつ止めてくれるのかと思ったけど、もう行くしかない」と腹をくくって、突っ込んだ。完全にアウトのタイミングだったが、捕手に体ごとぶつかった。ボールがこぼれて間一髪セーフ。ユニホームのすそを上げたクラシックスタイルは、走れる巨漢の証しだった。
河田コーチは「坂田は加速に入れば速いから。合格点」としてやったりの表情を浮かべ、渡辺監督が「あの当たりでホームにかえって、いい勢いがついた」とたたえた好走塁。その言葉通り打者一巡の猛攻でこの回５点を奪って試合の流れをガッチリとつかんだ。
一足先に自慢のバットで魅せていた。２回１死一塁。糸数の外角シュートを左中間スタンドに放り込んだ。「外を狙ってドンピシャだったけど、あそこまで飛ぶなんてビックリ」。一塁走者は中村。２度目の５、６番コンビを組んだ本家を初めて自分のバットでかえし「『イェイ』って言ってもらいました」とはにかんだ。今季すべてのアーチはいずれも２打席目まで。仕掛けの早さに、森打撃コーチも「早い回で勢いをつけてくれる」とうなる。
プロ２年目で毎日が勉強だが、忘れられない打席がある。７月２０日のソフトバンク戦の２打席目。杉内の直球にすべて空振りして３球三振。「野球人生であんな経験は初めて。さすが日本一の左ピッチャー」。軽くあしらわれ、ただ脱帽した。それでも、はね返された壁が高かっただけ、今の自信がある。今季のチームを支える日替わりヒーローの代表格として、もっと打って走って暴れてみせる。』
★画像、ミットを掴んでるように見えるだけでしょうが。ホントに掴んでたら拙いだろ。
それにしても、足早いの？坂田。“走れる巨漢”は、剛也もそうだし。尤もこの時は、坂田は河田さんが手を回すと思っていなかったからそんなに加速していないように見えたけどね。でも最後は思い切りの良さが功を奏したな。死球のお返しをしたかのような豪快なスライディングだった(笑)
坂田不敗神話弾！一発＆激走で西武３連勝
スポーツニッポン
２回、左越えに２ランを放つ坂田
『左のおかわり君が打って走って大暴れだ。西武は８日、坂田遼外野手（２３）が２回に一時は逆転となる８号２ラン。４回には一塁走者として、相手守備の乱れもあって単打で一気にホームインした。８７年日本シリーズでの「伝説の走塁」をほうふつさせる激走。加えて坂田が一発を放った試合はチームは７連勝となり、首位の座もがっちりキープした。残り１４試合と最後の直線。元気な若手の一発＆激走でチームの勢いも加速する。
走りだしたら止まらない。１メートル７８、９０キロ。お世辞にも俊敏とは思えない体格の坂田が、猛烈な走塁でチームに勢いをもたらした。
「三塁で止めるだろうと思っていたけど、（三塁コーチが）回してたので、これは行くしかないと思った」
４回に１点を勝ち越し、なお２死一塁。原の打球が中堅方向に打ち上がると、一塁走者の坂田は巨体を揺らして一心不乱に駆け出した。打球は中堅前で大きく弾み、加えて糸井の緩慢なプレーもあった。二塁を回り、三塁も蹴ってグングン加速。タイミングは際どかったが「思い切って滑り込んだ」分だけ、捕手のミットからボールがこぼれた。終わってみればこの回５点。坂田の激走が大量点を呼び込んだ。
「イチかバチか。坂田は加速すると速い」と三塁コーチャーの河田外野守備走塁コーチ。意外にも５０メートルは６秒３。「左のおかわり」というあだ名には似つかわしくないが、坂田は「走りだしたら速いんです。走りだしたら」と笑う。春季キャンプでも、走塁と守備を徹底的に鍛え上げてきた。
２回には「本業」でも結果を残した。１死一塁から外角低め１２８キロのシンカーを左中間に運ぶ、一時は逆転となる８号２ラン。「あれ（シンカー）を逆方向に狙っていた」。１日のオリックス戦（大宮）に続く左方向への一発。２軍で対戦経験のある糸数の球をきっちりと見極めた。これで本塁打を放った試合は７戦全勝の不敗神話だ。
「（４回の）あの当たりでホームをつけた。あれが勢いになった」と渡辺監督も喜んだ。３連勝で首位キープ。２年ぶりＶへ、チームも坂田同様に、走りだしたらもう止まらない。』
★だから、剛也も足は早いし、走塁技術はただ若いだけの選手よりは格段上手いよ。“走れるデブ”、最高です(笑)
坂田の走塁技術がイイかは今回だけではちょっと判断しかねるが、「左右のおかわり」揃って足もあるとなると、攻撃の幅が広がってイイよね。
糸数と坂田の対戦、お盆の頃の西武ドームでのファーム戦で見たよ。あの時の坂田は打撃に迷いがあって抑えられたけど、今はもう違う。成長を見せ付けたね。
▼８７年西武―巨人日本シリーズ第６戦（西武）
『３勝２敗で迎えた西武は８回２死一塁で秋山が左中間寄りの中前打を放つと、一塁走者の辻は中堅・クロマティの緩慢な動き、中継に入った遊撃・川相のスキを突いて一気に生還。これがダメ押し点となり、西武が日本一に輝いた。』
★伝説の走塁だよね。リアルタイムで中継で見てたけど、目が点になったもん。08年のアジアシリーズの決勝戦で、トモアキの大飛球で義人が一塁から激走して決勝点を挙げた時も引き合いに出されたよな。
西武ラストスパート３連勝！１０日にもＭ９
サンケイスポーツ
二回に８号２ランを放った坂田（右）を迎える中村。左右のおかわり君のそろい踏み、西武ファンはこれを見たかった
『西武は８日の日本ハム２２回戦（西武ドーム）に８－３と快勝し、３連勝で首位をキープした。ペヤング君こと“左のおかわり”坂田遼外野手（２３）が二回に逆転８号２ラン、四回には捕手体当たり激走ホームインと大活躍。１０日にも優勝へのマジックナンバー「９」が点灯する。
優勝するチームには若手の躍動がある。西武には坂田。プロ２年目の若き長距離砲が大暴れだ。まずは１点を先制された直後の二回。“本家おかわり君”中村を一塁に置き、“左のおかわり”が外角低めへのシンカーを逆方向の左中間席へライナーで叩きこんだ。１週間ぶりの８号２ランは価値ある逆転弾だ。
「逆方向を狙ってた。（併殺狙いで）外角に来ると思っていたのでドンピシャだった。でも、まさか入るとは思わなかったので、びっくりした」
自分でも驚くほどの打球の伸びが、成長の証だった。７月６日にプロ初本塁打を放ってから１０戦６発と量産。大好物がペヤングソース焼きそばというキャラが受けて有名になったが、その後は対戦チームから研究され、快音は消えた。
８月６日に２軍落ちしたが、田辺２軍打撃コーチの指導で本来の打撃フォームを復活。同２８日に１軍へ戻ると、今月１日のオリックス戦で４６日ぶりの７号３ランを自身初の逆方向へ。「今は自分の打撃をしっかり見つめることができているのが、前と違う」と、新たな姿をアピールした。
四回には足でも魅せた。単打で一塁から生還する激走だ。原の詰まった打球がセンター糸井の前で大きく跳ねると、全力疾走。タイミングは完全にアウトだったが、滑りこみながら捕手の大野に体当たり。「思い切ってスライディングしてよかった」。大野は転倒したはずみで球をこぼし、セーフに。これが結果的に決勝点となった。
「９月は勝負の月。こんな経験はめったにできないので、自分の財産として全力でやっていく」
初めて体感する優勝争いにも動じない、２３歳の若獅子の勢いが頼もしい。早ければ、１０日にも優勝マジック「９」が点灯する。まれにみる混パに終止符を打つときが迫ってきた。』
★「ペヤング君」て、言われてる？(汗) スタンドに「ペヤング」と書かれたボードがちらほら見られるのは確かだけど(苦笑) 矢張り二つ名があると、マスコミはネタにし易いよね。
優勝マジックが一桁かぁ…。そろそろ実感してもイイ頃かもしれないが、如何せん接戦のパ・リーグ、些細な過信や慢心すら自滅に繋がるからな。CSクリンチも出てないでしょ？ 数字よりも、とにかく１試合１試合大事に戦って欲しいね。泣いても笑っても、もう14試合しかないんだから。
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