西武、大久保氏を解雇「責任は非常に重い」
サンケイスポーツ

大久保氏の解雇を発表、ファンへの謝罪を行った西武のフロント幹部(左から)前田球団本部長、小林球団社長、飯田専務

 『西武は29日、前2軍打撃コーチの大久保博元氏(43)を解雇したと発表した。理由は2軍での高額な罰金制を巡っての選手への暴力行為で、関係者の話から、被害者は注目ルーキーの雄星投手(19)=岩手・花巻東高=であることが分かった。一方、大久保氏は同日夜、報道各社にコメントを送信。「コーチとして不適切な行為をしたことはありません」などと反論した。

 行き過ぎた指導が問題となっていた大久保氏に、厳罰が下された。球団はこの日、西武ドーム近くの施設に謹慎中の大久保氏を呼び、調査内容を報告。その最後に小林球団社長が姿を見せ、決定事項として大久保氏に解雇を伝えた。

 会見で小林社長は、その理由を「選手に暴行があった。許される行為ではなく、その責任は非常に重い」とした。暴行を受けた選手は1人で、「個人名はご容赦いただきたい」と公表しなかったが、関係者の話から被害者は雄星であることが分かった。

 球団によると、6月末に、大久保氏も参加している2軍の自主練習で、高額の罰金が徴収されていることが、選手会からの報告で発覚。7月14日、前田球団本部長が大久保氏に罰金をやめるよう指示した。

 これに対し大久保氏が“密告者捜し”を独断で開始。「誰が(球団に)報告したのかを、1人の選手に決めつけたうえで暴行した」(小林社長)という。

 さらに、大久保氏には「具体的な内容は明かせないが、チームの統制を害する言動があった」(同)ことも判明。行沢2軍監督への批判的な言動とみられるが、あくまで解雇に至った理由は、暴行行為にあるとしている。

 小林社長は「世間を騒がせたことを深くおわびします」と謝罪。さらに「今回の件で、管理責任は私を含めた球団幹部にある」と、今後フロントにも何らかの処分を行う方針を示した。後任は編成部プロ担当の田辺徳雄氏(44)が就任する。』





暴行相手は雄星 西武が大久保前コーチ解雇
サンケイスポーツ

 『西武は29日、注目ルーキーの雄星投手(19)に対する暴力行為などがあったため、大久保博元前2軍打撃コーチ(43)を解雇すると発表した。埼玉県所沢市内の球団事務所で記者会見した小林信次球団社長は「暴行は許されるべき行為ではない。非常に重い行為と認識した」と説明した。1、2軍を問わず、シーズン中にコーチが解雇されるのは異例。

 球団の調査によると、2軍の自主練習で高額の罰金が徴収されていることが選手会から報告されたのを受け、球団が大久保前コーチに中止を要請したところ、同コーチが訴え出た選手を2軍で調整中の雄星と決めつけて、暴行に及んだという。チームの統制を害する言動も認められた。暴力行為の詳細は明らかにされなかった。

 球団は22日に大久保コーチの職を解き、球団本部長付とする人事を発表。その後は選手をはじめとする関係者への聞き取り調査を行っていた。後任には田辺徳雄編成担当が就き、フロントの管理責任についても今後発表する予定。

 大久保氏は2008年に知人女性に軽いけがをさせた疑いで書類送検され、09年3月に略式起訴された。』

西武・大久保博元前コーチの話
「後半戦が始まったばかりの大事な時期に渡辺監督はじめ、現場のスタッフ、選手に迷惑を掛けた。球団による調査が完結した時点で、自ら身を引こうとも考えていた。解雇の理由については納得できない部分がある。コーチとして不適切な行為をしたことはない。一部の報道では私の名誉を棄損する内容が示されている」

西武・小林信次球団社長の話
「球団として完全に暴行と認識している。最終的な処分の内容は(大久保前コーチ)本人も理解していただいていると思っている。再発防止として、野球に専念する環境をつくるように検討している」





大久保氏が反論…西武の解雇に法的措置も
サンケイスポーツ

西武から解雇通告を受けた大久保氏は、担当の弁護士と今後について協議した

 『西武は29日、前2軍打撃コーチの大久保博元氏(43)を解雇したと発表した。理由は2軍での高額な罰金制を巡っての選手への暴力行為で、関係者の話から、被害者は注目ルーキーの雄星投手(19)=岩手・花巻東高=であることが分かった。一方、大久保氏は同日夜、報道各社にコメントを送信。「コーチとして不適切な行為をしたことはありません」などと反論した。

 球団から解雇通告を受けた大久保氏はこの日夜、報道機関へファクスでコメントを寄せた。

 ファクスでは渡辺監督や選手に迷惑をかけたことを陳謝し、「球団による調査が完結した時点で、みずから身を引こうとも考えていました」と辞意を固めていたことを明かした。

 だが、雄星への暴行については「コーチとして不適切な行為をしたことはありません」と反論し、コーチとして選手に対する正当な業務行為の一環だと主張した。

 この日夜、都内でサンケイスポーツの取材に応じた大久保氏は「大事な時期にこんなことになり、申し訳ない。言いたいことはあるが弁護士の先生にお任せします」とした。代理人の阿部鋼弁護士は「今回の解雇は手続きも含めて、コンプライアンス上大きな問題がある」と、西武の解雇手続きについて法的措置をとる可能性を示唆した。』





西武・渡辺監督「デーブ守れず情けない」
サンケイスポーツ

 『西武は29日、前2軍打撃コーチの大久保博元氏(43)を解雇したと発表した。理由は2軍での高額な罰金制を巡っての選手への暴力行為で、関係者の話から、被害者は注目ルーキーの雄星投手(19)=岩手・花巻東高=であることが分かった。一方、大久保氏は同日夜、報道各社にコメントを送信。「コーチとして不適切な行為をしたことはありません」などと反論した。

 西武・渡辺監督はこの日の試合後、大久保氏の解雇について取材に応じた。「調査の内容については見ていないし、真相が分からないのでコメントしづらい」としたうえで、「おれの立場からしたら、選手も守らないといけないし、コーチも守らないといけない。そういう意味では、今回デーブを守れなかったことに、すごく情けない気持ちでいる」と沈痛な面持ちで語った。

 また、選手会長の中島は「暗いムードは連敗していたから。チーム全体には影響はないと思う」と話し、ある主力選手は「少し一方的すぎる。一昨年に日本一になれたのはあの人のおかげ」と、コーチとしての手腕を惜しんでいた。』





西武選手は複雑な表情 大久保前コーチ解雇
サンケイスポーツ

 『大久保博元前2軍打撃コーチが暴力行為で解雇されたことについて、西武ナインは試合前に球団フロントの説明を受けた。逆転勝ちの後にもかかわらず、帰り道には複雑な顔が並んだ。

 渡辺監督は「実際に調査を見ていないし、コメントしづらい」としたが、自身が招聘しただけに「監督として選手、コーチを守らないといけない中で、守れずに情けない」と重い口を開いた。

 大久保前コーチが現役だったときから公私に親交の深い工藤投手は「いろいろあったと思うけど、すべてのことを把握しているわけではないので、コメントできない」と言葉少な。「監督を先頭に勝つ野球をやっていくしかない」と前を向いた。

 選手会長の中島内野手は「暗いムードは連敗していたから。チーム全体には影響はないと思う」と気丈に話す。一方、ある主力選手は「少し一方的すぎる。一昨年に日本一になれたのはあの人のおかげだし」と、コーチとしての手腕を惜しんだ。』



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