試合前に倒れた巨人・木村拓也コーチはくも膜下出血
サンケイスポーツ

ストレッチャーで運ばれる巨人・木村拓也コーチ

 『2日夕、広島市のマツダスタジアムで行われている広島-巨人戦の試合前の練習中に倒れ、病院に運ばれた巨人の木村拓也内野守備走塁コーチ(37)は診断の結果、くも膜下出血であることがわかった。巨人の球団広報が発表した。

 木村コーチは午後5時40分ごろ、試合前の守備練習のため本塁近くでノックをしていたところ、突然、胸を押さえてその場に倒れた。選手や関係者が駆け寄り、その場でAEDによる蘇生措置が施されたが意識は戻らず、駆けつけた救急隊員によって病院に搬送された。

 木村コーチは宮崎南高から91年ドラフト外で捕手として日本ハムに入団。95年に広島に移籍した後、スイッチヒッターに転向。06年途中に巨人へ移籍し、主に二塁手として活躍。今季から内野守備走塁コーチに就任していた。』

第一報に衝撃。今は状況を見守るばかりですが、一刻も早い回復を、心からお祈りしております。



衝撃!巨人・木村コーチ、ノック中に倒れる
サンケイスポーツ

広島-巨人の試合前のシートノック中、巨人・木村拓也コーチが突然倒れ、巨人ナインは心配そうにみつめた

 『プレーボール前のマツダスタジアムに衝撃が走った。巨人の木村拓也1軍内野守備走塁コーチ(37)が2日、広島1回戦の試合前のシートノックでノッカーを務めていた最中に突然、本塁付近で倒れた。救急車で広島市内の病院に搬送された際には、意識不明の重体だった。球団から発表された病院での診断結果は「くも膜下出血」。同コーチは、そのまま入院したが予断を許さない状況だ。

 現役のコーチが、観客の見守る中、「くも膜下出血」で倒れるという、衝撃のシーンは何の前触れもなく訪れた。試合開始直前に行われる、恒例のシートノック。午後5時35分ごろ、いつものようにバットを持ったノッカー役の木村コーチが、三塁方向を向いたときだった。右方向に前のめりになりながら、崩れ落ちるようにして倒れた。

 すぐさま異変に気づいた両軍の選手、コーチが本塁付近に駆け寄って輪ができた。周囲が声をかけるなどしたが、同コーチはあおむけになったまま、まったく反応しなかった。

 広島のチームトレーナーの手によってAED(自動体外式除細動器)がグラウンドに運び出され、その場で心臓マッサージなどの応急処置が行われた。その後、巨人の選手や首脳陣が心配そうに立ちつくす中、木村コーチは意識不明のまま、救急車で広島市内の病院まで搬送された。

 試合中に巨人球団広報から発表された病院での診断名は「くも膜下出血」。試合後に広島市内のチーム宿舎で取材に応じた、宮崎南高の先輩でもある清武球団代表は「病院に行ってきました。発表した以上のことはいえません。とにかく病院に託すしかない」と、祈るような顔つきで話した。

 木村コーチがもっとも楽しみにしていたのが広島遠征だった。2006年に巨人に移籍してからは、新築の広島市内の自宅に家族を残し、都内のマンションで単身赴任生活を送っていた。

 小学校に通う長男と長女は昨年からソフトボールを始めた。いつも父の試合を録画して、広島に帰ったときに一緒に反省会をするのが家族のだんらんだった。今回もチームより早めに広島に到着。自宅に立ち寄って、家族と言葉を交わしてから球場に入っていた。

 ファンからも仲間からも信頼されている木村コーチ。回復をだれもが願っている。』





巨人木村拓也コーチ重体ノック中に倒れる
日刊スポーツ

試合前、巨人木村拓コーチは本塁付近で倒れAEDによる蘇生措置を受ける

 『巨人木村拓也内野守備走塁コーチ(37)が2日の広島1回戦(マツダ)の試合前練習中に倒れ、広島市内の病院でくも膜下出血と診断された。同コーチは午後5時40分ごろ、グラウンドでシートノック中に意識もうろうの状態に陥り、救急車で市内の病院に搬送された。重体とみられる。昨季限りで現役を引退し、指導者として新たなスタートを切ったばかり。巨人原監督らは回復を祈りながら気丈に試合に臨み、5-4で勝利した。

 突然の出来事にマツダスタジアムは騒然となった。木村拓コーチは午後5時40分ごろ、試合直前のシートノック中に突然、ひざから崩れるように前のめりにホームベース付近で倒れた。一番近くにいた捕手の鶴岡が、同コーチをあおむけにして抱き起こしたが、すでに意識はもうろうとした状態。守備練習をしていた選手たち、そしてベンチにいた原監督が血相を変えて周囲に集まった。

 その場で医師による人工呼吸や心臓マッサージなど応急措置が施された。数分後に到着した救急隊員により、救急車で広島市内の病院に搬送され「くも膜下出血」と診断された。試合前練習中は普段と変わらない様子に見えたが、チーム関係者には「頭痛がする」と漏らしていたという。

 木村拓コーチにとって広島は「第2の故郷」でもある。宮崎出身だが現役時代は主に広島でプレー。06年の巨人移籍後も、家族を広島に残し単身赴任の形を取ってきた。移動ゲームとなったこの日もチームよりも早い時間に広島へ移動し、春休み中の子供たちに会ってから球場入りしていた。最も楽しみにしている広島遠征中に、まさかの悲劇に襲われた。

 第2の野球人生が始まったばかりだった。現役時代は内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤーとして活躍。昨年9月に出場捕手の緊急負傷退場により10年ぶりに捕手として出場した試合は記憶に新しい。だが、1軍に内野守備コーチが不在だったチーム事情もあり、日本シリーズ終了後に惜しまれながら現役を退いた。今年の春季キャンプでは守備に課題のある2年目の大田の守備練習にマンツーマンで付き合うなど、指導者としての第1歩を順調に踏み出していた。

 木村拓コーチが救急車で搬送された時は、すでに試合開始が10分後に迫っていた。突然の悲劇に、選手たちは明らかに動揺していた。原監督はいったん選手をロッカールームへ戻し、全員で手をつないで「我々には無事を祈ることしかできない。だから祈ろう。でも、この手をほどいた瞬間、試合に集中して戦おう」と声をかけた。試合は、予定より3分遅れの午後6時3分に始まり、巨人は5-4で逆転勝ちした。

 木村拓コーチは予断を許さない状況が続いており、試合後の巨人の選手たちは勝利にも喜びの声はなかった。主将の阿部は「悲しい。すごいショックで言葉にならない」と沈痛な表情を浮かべ「本人は必死に闘っている。僕らは元気になって帰ってくることを信じて、明日からも試合で頑張りたい」と声を絞り出した。』





木村拓コーチ重体…試合前ノック中「くも膜下出血」
スポーツニッポン

巨人ナインが心配そうに取り囲む中、人工呼吸を施される木村コーチ

 『巨人・木村拓也内野守備走塁コーチ(27)が2日午後5時30分頃、広島市南区のマツダスタジアムで突然倒れた。対広島戦の試合前のシートノック中の出来事で、そのまま広島市内の病院に緊急搬送され、「くも膜下出血」と診断されて入院した。広島市消防局によると、緊急搬送時の同コーチの容体は意識不明の重体だという。現役コーチがグラウンドで意識不明に陥る事態に両軍はもちろん、球界に大きな衝撃が走った。

 突然の事態に、マツダスタジアムが異様なざわめきに包まれた。午後5時33分。同6時のプレーボールに備え、本塁のバッターボックス付近でシートノックを行っていた巨人・木村拓コーチが突然ふらつき、直後に胸を押さえたまま崩れるようにうつぶせに倒れた。

 そばにいた捕手の鶴岡が同コーチの体を仰向けにし、異常を察した小笠原や阿部らナインが一斉にベンチを飛び出した。しかし、同コーチはぐったりしたまま動かない。その様子を見た広島の球団職員が5時40分頃に119番。広島のチームドクターが心臓マッサージ、人工呼吸、自動体外式除細動器(AED)で心肺蘇生措置を施し、その後に駆けつけた救急隊が同コーチを担架に乗せる。その際にも、関係者が周囲からタオルを持って取り囲み、事態の深刻さをうかがわせた。広島市内の病院へ緊急搬送された同コーチは、「くも膜下出血」と診断され、同病院に入院した。

 木村拓コーチは広島に自宅があるため東京に単身赴任で生活。広島遠征の際はチーム宿舎ではなく、自宅から球場に通うのを楽しみにしていた。この日はチーム便より早い新幹線で正午前に広島へ到着。球場入り後は、3日に先発予定の山口にマンツーマンで走塁指導を行い「先発投手なんだから走塁練習をやるのは当たり前だぞ」とゲキを飛ばすなど精力的に動いていたようにみえた。しかしその裏では、関係者によると「きのうから頭が痛くて、昨夜は2時間ぐらいしか眠れなかった」と体調不良を訴えていたという。

 同コーチは現役時代は投手以外のすべてのポジションを守るユーティリティープレーヤーとして活躍。巨人移籍2年目の07年には二塁の定位置をつかみ、原監督から「今年、拓(タク)がいなかったらと思うとゾッとしますね」と、陰のMVPと評された。昨年9月4日ヤクルト戦(東京ドーム)では99年以来10年ぶりの捕手で途中出場し、チームの窮地を救った。昨季限りで現役を引退し、今季から内野守備走塁コーチに就任。3月の新人研修では特別講師を務め、西武・雄星らを相手に3球団を渡り歩いた自らの野球人生を語るなど、球界では苦労人として知られる。

 突然の出来事に両球団の関係者は動揺を隠せない。巨人は試合前に選手全員が一度ロッカールームへ戻り、首脳陣の説明を聞いてから再びベンチに戻ったが硬い表情を浮かべたまま。予断を許さない状況と伝え聞いた古巣の広島ナインも一様に容体を案じた。今年1月17日には日本ハム投手コーチだった小林繁氏(享年57)が心不全で急死したばかり。悲報はもう聞きたくない。今は木村拓コーチの回復を祈るばかりだ。』

 <搬送先の病院、親族ら駆け付け…>木村コーチが運ばれた広島市内の病院には、親族とみられる人たちが続々と駆け付け、こわばった表情で足早に中へ。巨人の球団関係者は「くも膜下出血で搬送された。今はそれ以上言えない」と言葉少なだった。救急外来入り口には多数の報道陣が集まり、深夜まで緊迫した空気に包まれていた。

 ▼巨人・鶴岡(木村コーチの異変に最初に気付き)とっさのことだったので…。無事を祈るだけです。

 ▼巨人・吉村野手総合コーチ (最近)変わった様子はなかった。早く元気に戻ってくるのを待っている。

 ▼巨人・篠塚打撃コーチ タクもそういう(勝ちたい)気持ちでいる。やっぱり頭のどこかでタクのことも考えちゃうと思うけど、選手は試合は試合としてしっかり集中していた。

 ▼広島・大野ヘッド兼投手コーチ 昔、一緒にやっていた仲間だし、突然のことでビックリした。回復を祈るだけです。

 ▼広島・高橋 年末に家族にも会ったし、年明けも話した。ゆっくりでいいから復活してほしい。それを祈るだけです。

 ▼阪神・新井(広島時代のチームメート)状況は少し聞きましたけど、本当に心配です。

 ▼佐々岡真司氏(スポニチ本紙評論家)ノックを打っているなと思って、少し目を離したら倒れていて…ビックリしました。きょうは家に帰る予定だったろうし、何とも言えない…。回復してほしい。今はそれだけしか言えない。

 ◆木村 拓也(きむら・たくや)1972年(昭47)4月15日、宮崎県宮崎市生まれの37歳。宮崎南から90年ドラフト外で日本ハム入団。94年オフにトレードで広島移籍。97年から両打ちに。04年にはアテネ五輪出場。06年シーズン中に巨人移籍。内、外野に加え捕手も守れるユーティリティープレーヤーとして活躍した。通算1523試合に出場、打率.262、53本塁打、280打点。昨季限りで現役引退し、巨人1軍内野守備走塁コーチ就任。1メートル73、75キロ。



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